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537 藤(大阪府)
国産3Dグラフィックスエンジン「DAIKOKU」登場

ゲーム開発ツールおよびミドルウェアのカンファレンス「Game Tools & Middleware Forum(GTMF)」が今年も開催され、
各社より様々なツール、ミドルウェアの紹介が行なわれた。その中で特徴的だったのは、
ブース出展とセミナーの両方を行なったミドルウェアのほとんどが、昨年より引き続いて登場しているということだ。
これには、エマージェントジャパンの「Gamebryo」、シリコンスタジオの「DAIKOKU」、
CRIミドルウェアの「ファイルマジックPRO」などが含まれる。

シリコンスタジオ株式会社によるセミナーでは、同社が取り扱う多数のミドルウェアが紹介された。
その中で特に力を入れて解説されたのは、昨年行なわれた「GTMF2008」にて初めて紹介された「DAIKOKU」だ。
「DAIKOKU」は純国産の3Dグラフィックスエンジンであり、エンジン自体に多数のシェーダー機能が「固定パイプライン的」に
実装されているため、シェーダーの付け替え、パラメータの調整などを全くプログラミングすることなく実現できる。
 「DAIKOKU」に搭載されている調整可能なシェーダーは、ノーマルマップ、パララックスマップ、
キューブマップ、グロス、シャドウ、フレネル項、トゥーンシェーダーなど、
今日のゲーム製作で必要とされるほぼすべての機能が網羅されている。その他、被写界深度、モーションブラー、
グレア、ブルーム効果など、様々なポストエフェクト機能を搭載し、非常にリッチな映像表現が可能だ。
そして、そのすべてをデザイナーだけで調整できるというのが最大のウリである。
 今回のセミナーでは、シリコンスタジオのデザイナースタッフ1名がおよそ2週間で作成したという技術デモが披露され、
「DAIKOKU」エンジンの機能が余すことなく紹介された。下の写真を見ていただければ
そのクオリティがおわかりになると思うが、このときのデモは会場に持ち込まれたノートPC上で
行なわれていたという点にも注目したい。

http://game.watch.impress.co.jp/img/gmw/docs/294/249/gtmf04.jpg
http://game.watch.impress.co.jp/img/gmw/docs/294/249/gtmf09.jpg

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20090616_294249.html