【速報】お止め組が実況 腐った2ちゃん運営の実態★3
1 :
チドリソウ(兵庫県):
2 :
ユキノシタ(鹿児島県):2009/06/13(土) 00:36:13.87 ID:bpEd+e/o BE:915980393-PLT(13000)
720 名前:雑用@お止め組。 ★[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 22:41:24 ID:???0
>>686 当該スレッドに誤爆したことに気づいておらず、当該スレッドへの報告が遅れてしまいました。
今回の件に関しまして、私個人に対する信用だけでなく、「お止め組。」全体の信用をも、結果として落としてしまいました。
まじめに活動されている「お止め組。」の方々、本当に申し訳ありません。
また、住民さんにも誤解を招いてしまったことは言い訳できません。
誤解させてしまったことを深くお詫びします。
私としては、私の剥奪によって何かが変わるのであれば、
剥奪を受け入れる所存でございます。
【お止め組】涼実議論スレッド 5
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/operate/1244314524/
すげええええええええええ
4 :
スノーフレーク(長屋):2009/06/13(土) 00:36:17.25 ID:mTnuejVr
> 雑用@お止め組。 ★
何やってんだこのバカは
2げと
6 :
チドリソウ(東京都):2009/06/13(土) 00:36:18.05 ID:sW/1ZV74
あこ↓
↓ID:zd8wXOj1
8 :
クサノオウ(岐阜県):2009/06/13(土) 00:36:29.09 ID:9kN9EViv
記念ぱぴこ
また来たのか
↓社会の屑
11 :
ウシハコベ(神奈川県):2009/06/13(土) 00:36:36.65 ID:JOHlbEqC
12 :
チドリソウ(東京都):2009/06/13(土) 00:36:43.71 ID:32cNxekE
◆aLICeotiAI
おせーよはやくしろ
14 :
雪割草(大阪府):2009/06/13(土) 00:36:45.04 ID:JRS3sTNU
抽出 ID:zd8wXOj1 (990回)
ワロタw
15 :
ジャーマンアイリス(熊本県):2009/06/13(土) 00:36:46.00 ID:r4TvOX30
スクリプトが勝ったのか
16 :
フジスミレ(アラバマ州):2009/06/13(土) 00:36:48.18 ID:KWUhscJH
前スレがおかしいんだけど
17 :
ユキノシタ(鹿児島県):2009/06/13(土) 00:36:54.25 ID:bpEd+e/o BE:1424859067-PLT(13000)
ここから奇跡のカーニバル↓
18 :
シャクヤク(東京都):2009/06/13(土) 00:36:55.61 ID:6qcnaj0a
何であんな早く書き込めるんですか?
19 :
チドリソウ(埼玉県):2009/06/13(土) 00:37:00.78 ID:/t/szXn3
↓スクリプト
20 :
ヤマエンゴサク(東京都):2009/06/13(土) 00:37:00.86 ID:y4LMA6Jx
こいつ ∩_
最高にアホ ((( 丶
〈⊃ )
∩___∩ | |
|ノ 丶| |
/ ● ● | /
| (_●_)ミ/
彡、 |∪| /
`/ __丶ノ /
(___) /
∩___∩
|ノ 丶
/ ● ●|
| (_●_)ミ
彡、 |∪| / \
`/ __丶ノ/\ 丶
(___) / | |
| |
こいつも f |
最高にアホ ||)))
U ̄
ぽんぽこりんぽんかぁ?
22 :
カラスノエンドウ(東京都):2009/06/13(土) 00:37:04.83 ID:z6Uk0zGE
スクリプトで埋めようとしてんじゃねーよ
23 :
ムラサキハナナ(千葉県):2009/06/13(土) 00:37:08.20 ID:2fU6UUVr
連投ツールKOEEEEE
おいスクリプトいい加減にしろよ
25 :
ノゲシ(兵庫県):2009/06/13(土) 00:37:14.05 ID:o4oTI6xu
wwww
26 :
スノーフレーク(長屋):2009/06/13(土) 00:37:14.92 ID:mTnuejVr
つうかマジで鳥外して実況に参加してる奴こいつだけじゃないんじゃないの?
全員入れ替えろ
27 :
チドリソウ(埼玉県):2009/06/13(土) 00:37:15.05 ID:0dY1tRe8
スクリプト規制しろよ糞狐
アニメスレうぜーからスクリプト頑張れ
29 :
トキワハゼ(北海道):2009/06/13(土) 00:37:24.77 ID:wrFbbdbq
↓マンコ野郎
30 :
マンサク(西日本):2009/06/13(土) 00:37:25.46 ID:ABcvY6Ja
zd8wXOj1のスクリプトはVIPで活用すべき
31 :
ジギタリス(アラバマ州):2009/06/13(土) 00:37:25.78 ID:H/swytcM
....-‐::::::::::‐-....
. ...:::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::`::..、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
_ノ\/::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::ト、::::::::::ヽ:::::::\
 ̄(:::: ::::::::::::::::::::::::/!:| l.',:::::|:::::::',:::::::::ヽ
マ r.::: ::::|::: :::::::/ .!:! |. ',:::|,:::::::i:::l:::ヾ:::',
/:::::::::::|::::::::::メ、 j:i ! _.斗',:::::|:::!::::::!ヽ!
ジ {::::::::::_!::::__/ リ |. リ .',:::l:::j: ::::|
〉:::::/,z==ミ ィ==xjノ;:/: ::::!
で /:::::|ヤ 爪ハ 爪ハ ア j:::::l::,'
{::::::::! . ヾzン ヾzン /::://r--ッ
っ |.ー:::ゝ//// 、 //// ,'/|' } >
!? ヽ:::::::| " " " " ,':::::::! /_ゝ
-tヽ/:::::::::::::|\ /⌒) .イ:::: ::|_
 ̄: : : : :|:::::::::|', `. 、  ̄ ィ: :..:|:::: :::!: : ヽ
: : : : : :.:.|:::::::::|:.', \二フ l: : :..:|::::::::|: : : :.i
: : : : :..:..:|:::::::::!: :', 〃ヽ ./: : : :|::::::::i: : : : l
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: : : : : : : |::::::::|: : :.V / .|| i ',: : : : :|::::::::!:/: :i
32 :
レウイシア(東京都):2009/06/13(土) 00:37:29.90 ID:/mC3zeRZ
とりあえず剥奪しようよ。
33 :
ヘラオオバコ(広島県):2009/06/13(土) 00:37:31.04 ID:m12F3WRD
あれはやばい
ダブスタ
あれ、来ないな
早く来いよ
36 :
ナノハナ(長屋):2009/06/13(土) 00:37:37.63 ID:JrOb65Yv
すんげえ祭りなのかとおもったらクソスクリプトかよ
37 :
ダイアンサステルスター(東京都):2009/06/13(土) 00:37:37.91 ID:FYHpD9UA
運営し根や
おいスクリプトまだかよ
久々に関心したわ
39 :
ノボロギク(北海道):2009/06/13(土) 00:37:39.47 ID:XRIe/v8G
死ねよスクリプト
40 :
ロウバイ(大阪府):2009/06/13(土) 00:37:42.45 ID:dyQSgW1w BE:464022926-2BP(1030)
600あたりゲット
41 :
チドリソウ(大阪府):2009/06/13(土) 00:37:45.82 ID:UgzEEk1B
許さないよ
42 :
セキショウ(アラバマ州):2009/06/13(土) 00:37:48.52 ID:pulRfBzC
よく分からんけどいつも通り自殺に追い込む方向で
43 :
クヌギ(静岡県):2009/06/13(土) 00:37:49.48 ID:PxQ8+bF9
(`ェ´)ピャー
44 :
タツタソウ(関東):2009/06/13(土) 00:37:50.26 ID:9SIp8fFM
↓寄生虫葛ニート
実況するのにスレストかw
マジでくずだなwwwwwwwwwwwwwww
まだかよ
47 :
キショウブ(東京都):2009/06/13(土) 00:37:55.65 ID:UzaKVgEw
剥奪だー
48 :
モッコウバラ(コネチカット州):2009/06/13(土) 00:37:58.57 ID:vstB0h0q
てす
49 :
イベリス・ウンベラタ(福岡県):2009/06/13(土) 00:38:00.38 ID:iGYqlw8Z
なんだなんだ
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
51 :
アマナ(宮城県):2009/06/13(土) 00:38:05.04 ID:4TwwwMWW
なんか凄い勢いだと思ったら
52 :
チドリソウ(宮城県):2009/06/13(土) 00:38:08.33 ID:aKqXo9Ef
運営の回し者うぜええええええええ
53 :
ハイドランジア(福島県):2009/06/13(土) 00:38:08.58 ID:vAIpJivV
どんだけクズなんだよ
ID:zd8wXOj1まだぁ?(・∀・/)/凵 ⌒☆チン
何だアレ
こえー
56 :
パキスタキス(アラバマ州):2009/06/13(土) 00:38:13.69 ID:QEztUKfE
永久規制来そうだな
どこのプロバだ?
57 :
スノーフレーク(長屋):2009/06/13(土) 00:38:15.23 ID:mTnuejVr
まずこいつを即剥奪しろ
その後他のお止め組も剥奪の方向で
58 :
マンサク(西日本):2009/06/13(土) 00:38:15.48 ID:ABcvY6Ja
zd8wXOj1のスクリプトを+で使ったらどうなるのっと
アニメ板のけいおんスレ伸びすぎだろw
60 :
チドリソウ(兵庫県):2009/06/13(土) 00:38:23.73 ID:D1BCAwy6
諦めたか
61 :
ニガナ(兵庫県):2009/06/13(土) 00:38:25.39 ID:HfcLHFD0
で不倫を認めてどうなった?
62 :
チドリソウ(東京都):2009/06/13(土) 00:38:25.64 ID:sW/1ZV74
banananか?
63 :
クンシラン(広島県):2009/06/13(土) 00:38:25.73 ID:cwpvy3z8
あれ3つぐらい使えば2chギネス狙えるぞ
抽出 ID:zd8wXOj1 (990回)
まぁ剥奪でいいじゃん
そんなことよりスクリプトまだかよ
66 :
ガザニア(dion軍):2009/06/13(土) 00:38:27.90 ID:q5Op55dE BE:952570548-2BP(6800)
いったいなにが
京アニ厨死ね
マジできめぇんだよ萌え豚どもが
もうこねーのかよ
じゃあ普通に運営叩くわ
死ね
69 :
カタクリ(ネブラスカ州):2009/06/13(土) 00:38:48.53 ID:lMKN8M0d
弾劾ものだな
70 :
ダイアンサステルスター(東京都):2009/06/13(土) 00:39:04.59 ID:FYHpD9UA
前スレすげえな
71 :
ロウバイ(dion軍):2009/06/13(土) 00:39:08.95 ID:/mVpYsXO
運営
┏┳┳┓ ┏┓ _ _(_)/ \
┏━━┛┗╋┛ ┏━┛┗━┓ l_j_j_j^⊃へ、 , へ ヽ
┗━━┓┏┛ ┗━┓┏━┛ ┏┓ ヽ | | ̄| ゜ | (_) _ _
┃┃ ┏━┛┗━┓┏━┛┗━┓ ヽヽ ノ_j ⊂_ l_j_j_j
┏━━┛┃ ┗━┓┏━┛┗━┓┏┳┛ / ー―― / ノ ̄
┃┏━━┛ ┏━┛┗━┓┏━┛ ┗┓ / /ー
┃┃ ┃┏┓┏━┛┃ ━ ┛ ┃┏┳┳┓┏┳┳┓┏┳┳┓┏┳┳┓┏┳┳┓
┃┗━━┓ ┃┗┛┃ ┗━┓┏┫┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃
┗━━━┛ ┗━━┛ ┗┛┗┛┗━━┛┗━━┛┗━━┛┗━━┛┗━━┛
72 :
プリムラ(千葉県):2009/06/13(土) 00:39:09.70 ID:KsAwcDKu
スクリプトやべー
勢い50万wwwwwwwwwwwww
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
74 :
クワガタソウ(長屋):2009/06/13(土) 00:39:12.03 ID:UCc/GCMJ BE:336898324-2BP(1029)
全力か?
75 :
こんぐぎどら ◆uQHcJhDIYM :2009/06/13(土) 00:39:15.41 ID:fvA0gDDj
|,,n
|::::・ヽ
|;;●;;)
|・ω・) でてこいボケ
76 :
澪はゴキブリ:2009/06/13(土) 00:39:17.50 ID:qp+7Jh0o
けいおん厨死ね
77 :
カラスノエンドウ(茨城県):2009/06/13(土) 00:39:19.25 ID:mF6CAZsi
こいつマジでむかつく
さっさと剥奪しろ
78 :
ユリノキ(東京都):2009/06/13(土) 00:39:19.60 ID:3tQeugW9
>>1 それマジで言ったん?
マジなら2ちゃんねるの総力挙げて潰すが
79 :
モクレン(コネチカット州):2009/06/13(土) 00:39:23.06 ID:kOCnrd/Z
80 :
マンサク(西日本):2009/06/13(土) 00:39:26.37 ID:ABcvY6Ja
ID:zd8wXOj1は運営
81 :
ノミノフスマ(九州):2009/06/13(土) 00:39:31.47 ID:mCOjgfuI
来ないと安心させておいて…の、スレ埋め立てスクリプト↓
間違えた
運営とアニオタ死ね
83 :
ユキノシタ(鹿児島県):2009/06/13(土) 00:39:36.82 ID:bpEd+e/o BE:1357008285-PLT(13000)
さっき勢ゐ70万とかだったけど、お前らがアニソン三昧実況してた時のMAXも同じぐらゐですよ
84 :
モリシマアカシア(アラバマ州):2009/06/13(土) 00:39:42.10 ID:+LKf5eC7
けいおんなんて所詮ハルヒまでの繋ぎだったな
ハルヒがきてからの廃れようw
85 :
チドリソウ(東京都):2009/06/13(土) 00:39:44.12 ID:Z1GqqJs2
なにこれ?
86 :
ミツバツツジ(東京都):2009/06/13(土) 00:39:44.41 ID:tmQZKlHd
状況が把握できん、とりあえずν速に例えてくれ
スクリプト感動した
88 :
ガザニア(東京都):2009/06/13(土) 00:39:48.77 ID:KqcTjTNV BE:1355724858-PLT(12000)
どうすれば連投できるの?
>>64 一スレあたりの同一IDでの書き込み数ベスト3くらいには入るんじゃね
雑用はやめろよ
運営とか向いてねーよ
91 :
チドリソウ(東京都):2009/06/13(土) 00:39:52.93 ID:32cNxekE
◆aLICeotiAI ヘイヘイヘイ
92 :
澪はゴキブリ:2009/06/13(土) 00:39:54.06 ID:qp+7Jh0o
けいおん厨は自殺しろ
スレ建てた奴の意図が時々分からないときがある
94 :
ジロボウエンゴサク(三重県):2009/06/13(土) 00:39:57.66 ID:ao9Qx10c BE:511283-PLT(12000)
むぎちゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん
この速さなら本名晒せる
φ(`д´)カキカキ
1 名前: チドリソウ(兵庫県)[] 投稿日:2009/06/13(土) 00:34:24.64 ID:2xC7Wyrp ?PLT(12000) ポイント特典
1000 名前: ◆aLICeotiAI [死ね] 投稿日:2009/06/13(土) 00:35:29.55 ID:zd8wXOj1
これ最速1000だろ
98 :
チドリソウ(宮城県):2009/06/13(土) 00:40:05.80 ID:aKqXo9Ef
↓そろそろスクリプト
99 :
ビオラ(catv?):2009/06/13(土) 00:40:06.57 ID:FyZksP47
(*><)ときどき◆Doki//EDTY ★
beポイント:12000
登録日:2008-08-14
紹介文
☆ヾ(*'-'*)
ごういんぐマイウェイ(^-^)b
42
100 :
クサノオウ(岐阜県):2009/06/13(土) 00:40:07.26 ID:9kN9EViv
この早さなら言える
ぬるぽ
102 :
マンサク(西日本):2009/06/13(土) 00:40:09.68 ID:ABcvY6Ja
103 :
イブキジャコウソウ(福岡県):2009/06/13(土) 00:40:12.02 ID:I0732MMF
これは★剥奪だろ
104 :
澪はゴキブリ:2009/06/13(土) 00:40:12.05 ID:qp+7Jh0o
澪はゴキブリ
105 :
チューリップ(東京都):2009/06/13(土) 00:40:16.01 ID:JVOZ/ZfM
何で埋めたんだ
106 :
ミツバツツジ(関東・甲信越):2009/06/13(土) 00:40:19.78 ID:oqQO/mzb
でてこいやハゲ
107 :
ハハコグサ(福岡県):2009/06/13(土) 00:40:21.09 ID:8lW6kpxQ
108 :
ロウバイ(dion軍):2009/06/13(土) 00:40:24.63 ID:/mVpYsXO
運営びびってる〜♪
109 :
プリムラ・ヒルスタ(catv?):2009/06/13(土) 00:40:27.85 ID:XHrhIjBJ BE:969711449-2BP(6000)
110 :
澪はゴキブリ:2009/06/13(土) 00:40:28.63 ID:qp+7Jh0o
澪はゴキブリ 澪はゴキブリ
111 :
オオバコ(福岡県):2009/06/13(土) 00:40:30.07 ID:SwaJB5HQ
2週遅れで、この前深夜の3時半からけいおんやってたわ俺の地域
112 :
キソケイ(dion軍):2009/06/13(土) 00:40:30.62 ID:m4bTotfY
武器なんか捨ててかかってこいよako
113 :
ノボロギク(北海道):2009/06/13(土) 00:40:32.32 ID:XRIe/v8G
まだかよ
114 :
オオイヌノフグリ(東京都):2009/06/13(土) 00:40:32.84 ID:79/Sk327
全力だ
運営死ね
わざと盛り上げてるだろこれ
117 :
ケブカツルカコソウ(東京都):2009/06/13(土) 00:40:37.81 ID:gvpQgjRa
お止め組の今回の対決
vsゲハ→よくわからない結果
vs狼→総代いなむらの「察しろ」で逃亡
アホか
118 :
澪はゴキブリ:2009/06/13(土) 00:40:40.70 ID:qp+7Jh0o
澪はゴキブリ
いや昔から腐ってるから
120 :
スカシタゴボウ(京都府):2009/06/13(土) 00:40:46.32 ID:NSEmgjne
ハゲストもけいおん大好きだったのかよ
121 :
澪はゴキブリ:2009/06/13(土) 00:40:47.37 ID:qp+7Jh0o
澪はゴキブリ
123 :
澪はゴキブリ:2009/06/13(土) 00:40:55.78 ID:qp+7Jh0o
澪はゴキブリ
◆aLICeotiAI = お止め組
125 :
クサノオウ(岐阜県):2009/06/13(土) 00:41:03.35 ID:9kN9EViv
ID:qp+7Jh0o
おせーぞ
126 :
澪はゴキブリ:2009/06/13(土) 00:41:04.59 ID:qp+7Jh0o
澪はゴキブリ
既に★3であることの方が驚き
なんでこれでスレ立っちゃうの?
sakuってスレストちゃんとしようぜ
128 :
澪はゴキブリ:2009/06/13(土) 00:41:13.33 ID:qp+7Jh0o
澪はゴキブリ
>雑用@お止め組。 ★
自分も実況やってる癖してよく人に実況は実況板でなんていえるね
130 :
プリムラ・ヒルスタ(catv?):2009/06/13(土) 00:41:18.54 ID:XHrhIjBJ BE:107746122-2BP(6000)
131 :
澪はゴキブリ:2009/06/13(土) 00:41:19.77 ID:qp+7Jh0o
澪はゴキブリ
「この歳で、言っていいことと悪いことの区別もつかない連中なんざ、テスト以前の問題なんだがな…」
「要するに、これから遊びに行くから、あなたもつき合いなさいって事よ」
マリアちゃん、和泉ちゃんの組み合わせとは対照的だ。
と、背中を向けた瞬間、ぐい、と後ろに引っ張られた。
「ママを見てくれた?」
137 :
コスミレ(アラバマ州):2009/06/13(土) 00:41:22.74 ID:UiVJh5MF
澪って在日でしょ
「神様?」
「もーいいよ」
無表情だけど、雰囲気でわかる。
とはいえ、妹とも恋人ともつかない…微妙だ。
「ごめん、考え事をしてた」
雪さんじゃないけど、理屈抜きで、なんとなく海に入ることへの抵抗みたいなものがあった。
「んー、天狗とか河童が妖怪ならね」
彼女は確かに僕を『見て』笑っていたように思う。
僕の夢に、この話が似ている。
彼女の手が、首の後ろに回って。
「勝手に体が動くのを期待したなら、無理みたいだよ」
「ティンカーベルですね。ここからは、雪のおかしな解釈になりますから聞き流してください」
「ここまで来ちゃったからね。もう少しなんでしょう?」
ほほに添えた手に、ふわりと彼女の手が重なる。
もし弓を引かないと記憶が戻らないと言うのであれば、
牧野さん、和泉ちゃん、庄一…
「でしたら、ゆっくりできますね」
忘れきることが出来なかった。
「可愛いって言ったんだよ」
「おいしいからね。ごちそうさまでした」
雪さんのおかげで、免疫がついたんだよな――
電話でもなんでもすれば良かったはずなのに、それを、今の今まですっかり忘れていた。
「そんなこと、なの?」
手をつないだり、キスをしたり、そういうことをする前。
頭に手をそえる。
「そっか…」
もう、生理的な嫌悪ってやつなのかもしれない。
大人しいものだ。
あるいは、それが、彼女の望みなのかもしれない…そんな気もする。
「肉体はね。心は…傷つくでしょうね」
168 :
ビオラ(東京都):2009/06/13(土) 00:41:26.05 ID:WiM1pdRT
アニメスレ立てるとポイントsaku
実況すると規制なのに
なんでこいつには制裁ないわけ?
おかしいだrp
「…そう、でしたか?」
「みんな悲しむだろうなぁ。いかにも堅そうな透矢くんが、実はロリ…」
そんなふうに、呆れながらノックをしようと手を伸ばすと、すっと扉が開いた。
背中に触れた花梨の体から、言葉が、伝わってくるような気がした。
「七夕の日に聞いたよ」
きのう、外に出た時の恰好だった。
「そういうわけじゃないんですけど…」
「お母さん?」
「だって、私なんにもできない。雪みたいにできない、和泉みたいにもできない」
「可愛いんだから、気をつけないと」
「えい」
「いや、別に僕のおかげじゃ…」
「…よく覚えてるじゃない。まあ、そういうことになるわね」
「あのね、私、幸せよ」
「兄弟かな…?」
184 :
タニウズキ(広島県):2009/06/13(土) 00:41:26.53 ID:bae5IVh6
かめはめはあああああああああ はやくきてくれー
そのせいで、どうも、僕が夢で連れて来られた場所とは思い難い。
「マリアちゃん…?」
「そ、そう。そんなわけで、妹は駄目よ」
「たぶん、なーんて、頼もしいナイトだこと。それにしてもどういう風の吹き回しなのかな」
「はは、待ちきれないみたいだし、急いで支度してくるよ」
「待ち合わせの時間とか決めてたの?」
僕は、どうするんだろう。
「あんなふうに、男の方と接吻してしまうだなんて…恥ずかしくて…」
「なるほど、図書館ね…」
「一時的に、光と記憶を無くしていたからでしょう」
「僕も…っ…」
「透矢さっ…だ、めぇ…」
「ちょっと、見とれちゃった」
だから練習も放棄した。
「確かに、こんなバカの相手しても時間の無駄か」
真剣な態度から、社交辞令じゃないのはすぐにわかった。
我ながら、都合がいいにもほどがある。
ステンドグラスが月光を通し、床に映り込んでいる。
「念のためだよ。雪さんは大げさだから」
例えば、知能指数の高さが、恐らく僕らとは比べものにならないほど高いこと。
「…好きな人、いるんじゃないか」
妙なところでつながる――いちおう、調べてみる価値はありそうだ。
「っとと…追いついたら、キミの馬鹿につき合ってあげるー! 何がいい?」
「無理しないほうがいいよ。うちに来るだけでも、けっこう大変なんでしょう?」
「え? ひゃっ…っぁぁ…」
真っ直ぐに僕を見つめ、彼女は僕の手を取った。
マリアちゃんらしくて可愛いなと、笑いながら唇を離そうとすると、
「花梨、もうちょっと、腰、下ろして」
…いや、落ちついてどうするんだ。
「必要がないって、誰もそんなこと思ってないよ」
「図書館ですか。やっぱり、何かあるんだろうなぁ…」
マリアちゃんが、また泣いていた。
「キミが素直じゃないだけ」
言葉が続かなかった。
「…マリア、あなたはいちど戻りなさい」
「は〜――はいはいはいっ!」
「そういうこと。理解した?」
人の声、車の音、そういうものが、今、目の前の空間には一切存在しない。
「そりゃ、欲しいよ…」
あれは、その時の記憶だったってことなのか?
そして、僕は、さらに彼女の気持ちを拒絶してしまった。
「雪さん、暑くないの?」
「雪さん、雪さん…」
「うるさいバカー」
「人が人の魂を取り込むために行う儀式は性交ではない。喰らうことだ」
「なるほど、雪さんらしいね」
「ケガしても知らないから。ほら、とりあえずこれがキミの練習道具」
「那波ちゃん、目覚めないって…」
花梨は、状況を察したのか、わざとらしくため息をつき、かぶりを振った。
彼女はわずかに腰を折り、足下から何かを拾い上げた。
「うあーっ、和泉の馬鹿! 歯形ついてるじゃん、歯形!」
「んーっ、んっ…ふぁぁ…っ…」
それじゃあ、さっきの感覚は、なんだったんだろう?
それを、何度も何度もくり返す。
不満そうな声を上げながらも、彼女は素直にバンザイのポーズを取った。
「どうしても、駄目ですの?」
それで…僕たちは、抱き合った。
(偶然なのか?)
見上げる視線はそのままに、アリスは、下唇をぎゅっとかみしめた。
「ああ…さっき言ってたキツネか。でも、こんなところまで下りてくるんだ?」
「庄一、明日は、頑張ろう」
ノートの文字も、見えづらい。
「抜け出して来ちゃったわけだね」
「うん…良かった、透矢くんに…あげられそう…」
「なんか喋ってよ」
「そうしてもらえると助かるよ」
「…何か隠してない?」
「何か、話があるのかな?」
「気にしてないよ。それじゃあ、僕も約束があるから、そろそろ行くね」
(色っぽいのかなぁ…)
「…くっ、透矢くぅっ…」
「そうか。できることなら、これからも、仲良くしてやってくれるか?」
はぐはぐと、手に噛みついてくるマリアちゃんを、やんわりと引き離した。
「そうでもないんだよ。もちろん良くはないんだけど。ほら、コンタクトにしてもいいわけじゃない?」
ここまで逃げ腰になる雪さんも、めずらしい。
「うん。だけど…」
「ぅぅ…それじゃあ、今度、お時間のある時にでも」
目をつぶった雪さんに、唇を重ねる。
「ええと、そんなに見られると」
マリアちゃんがそれに対抗。
あんな突拍子もない事情を話したっていうのに、よくつき合ってくれると思う。
「やだなぁ。部活の帰りとか、いつも一人なんだし…って覚えてないか。とにかく慣れてるから大丈夫」
バンッと放たれた矢は、見事、的のど真ん中に突き刺さった。
「…そんなもの…かもしれないね」
「もう逃げられない体勢作ってるじゃないか。…いいよ」
誘うように目を閉じたマリアちゃんの体に手を触れさせる。
行為に見返りを求めて、何がいけないだろう。
暑いんだから、動かなければいいのに。
「送り迎えまでしていただいて…図々しいとわかっていても、目が、これなので、つい」
「けちー。嘘ついたら針千本ー」
「待ってよ。本当にただの散歩なの? 僕に、手紙をくれたのは、和泉ちゃんじゃないの?」
「殺そうか?」
やり場のない感情をぶつけるように、僕の胸を叩く花梨。
「花梨を…?」
「雪さんが側にいたら、他の奴のことなんて、どうでも良くなっちまうのかもしれないなぁ…」
彼女は僕と、どんな関係なんだろう?
「頼りにしていますわ」
「じゃあ手伝わせなさい。これは命令」
「っあ…んぁ…透矢さん…」
彼女の手に乗せられた、透明感のある、青みがかった小さなかけら。
花梨と和泉ちゃんは、じゃれ合いながら小走りで拝殿に向かった。
「おはよ。いま何時?」
「細かいこと言い出すとキリがないけど、だいたいそんな感じ」
「いいよ。でもね、これからは、あんなになる前に相談してほしいな」
だってそれが本当なら、彼女は恋し、愛する自由すら、父親に奪われていたことになってしまう。
ゆううつな気持ちになり、部屋へ戻ろうとすると、
和泉ちゃんまで、あさっての方向から声をあげてるし…。
「どうして私だけが、透矢くんのそばに生まれなかったのかな…って」
それは、山ノ民の信仰対象、としてのナナミだったのではないだろうか?
294 :
カラスビシャク(アラバマ州):2009/06/13(土) 00:41:28.68 ID:u3dObeCP
来いよベネット怖いのか?
海の時とは違って、ずいぶん上機嫌だ。
が――勉強なんて、最後には個人作業なわけで、
きのうの夜もそう。
「それも、なんかムカツクわね」
「そんなこと言われたって、どうにもしようがないじゃないか」
「おねーっ…ちゃぁ…ぃっ、ぁん…」
「ああ、似合ってるよ」
「透矢くん、透矢くんってば」
(落ちつけ)
「まあ…」
夢を見続けることより大切なことが、僕にはあるんだから。
「ええ。もしかしたら、ひとめぼれでも、されてしまったのかもしれませんよ」
「怖い? うーん、確かに怖いかもね。いつも同じような夢を見るのも変だし」
「わかってるでしょう? 今日、試合なんだから…」
「透矢くん、きのう、あれからちゃんと寝たの?」
でも、泣けた。
たとえ結果が出なくても、僕が、僕であり続けるために。
(ごめん、雪さん…)
雪さんが、いなくなったほうがいいだなんて、とんでもない。
事ここに至っても、和泉ちゃんの様子は普段と何も変わらない。
「ふぁ…いぃ、っん…んぐ…」
僕の記憶にない、空白の――これ自体、本当は存在していなかったかもしれないあの日の夢。
「透矢ちゃーん、どう?」
「覚えていませんか? 透矢さんが退院された日にすれ違った車です」
つき飛ばされる恰好になった牧野さんの口から、香を効かせたような声がもれた。
「捕まえたご褒美、ほしいな」
「素敵だとは思いませんか?」
「来て、くれましたわ」
「透矢くぅん…庄一くぅぅん…」
そういう意味では、この双子の姉妹だけが、僕の友達なのかもしれない。
「私は、ママとお姉ちゃんがいてくれますし、それに、えっと…」
「私…っ!」
「や、やだ、人の顔じっと見て。そんなに似合わない?」
マリアちゃんは真っ赤になって目を逸らしてしまった。
やがて、僕のものは、何か膜のようなものにぶつかった。
「キス…させて」
石畳のようなもの、何かの台座みたいなもの。
目覚めた先、現実にも。
やわらかい衝撃。
「やっぱり馬鹿だ…」
「少しは、気分転換になった?」
人の領域ではない空間なんだと。
「やっぱり姉妹だったんだ」
「僕は、雪さんのこと、好きだから」
こんな恰好のまま、置いてけぼりにされても困る。
「嘘だよ。あの子、いつもなら、連絡くらいはくれるもん」
「は、はぁ…ありがとう」
僕の知っている和泉ちゃんは心の優しい女の子だ。
僕はそんな彼女の頭を撫で続けた。
案内は、後で雪さんにしてもらおう。
「あら…? ふふ、わかりました。そのようにいたしますよ」
「記憶が戻りますようにじゃなくて、元気になりますようにってあたりが…」
僕は、少し嫌な気分になりながらページをめくった。
彼女は、ぷうっとほっぺたをふくらませて、じーっと僕の顔をのぞきこんでいる。
――では、そろそろ行きましょうか。
「ったく。でもまあ、私としても保険があると楽だし…」
これまでの疲れも忘れて駆けた。
「わかっては、いけないことです。旦那様がこの世界に生きている限り…知ってはいけませんの」
「遊びじゃないの、集中して」
「雪さん…子供ができたら、雫っていう名前にしない?」
「行くのを取りやめるわけには…」
ひんやりとした空気が流れ出していた。
「私がおだやかな事なんて、ほとんどないじゃない」
「お願いしているのはわたくしです」
僕には、答えられない。
あの伝承は事実で…ここが、伝承と関係のある場所とでも言うのか?
「雪さーん」
「前に、透矢くんが迷子になっていた公園なんだけど」
そして、僕の気持ちは、花梨へ。
「お姉ちゃん、本当?」
「Hなこと」
状況も忘れてしばし見入る。
絶妙のタイミングでかかった牧野さんの声に、僕はおどろき、しりもちをついてしまった。
なでなで…お尻をさする。
「…行くか」
「いつもそんな感じなの?」
「透矢、透矢ったら!」
今度は弓場で撮った写真が、たくさん並んでいた。
もういちど、空を見上げる。
なんだか騙されているような気分になりながらも、僕は仕方なく花梨に続いた。
「ご、ごめんなさい…こんな時に」
「そうだよ。じゃあ、預かっておくね」
同時に、ショーツのシミの中心が、じんわりと湿り気を増しいく。
花梨のおかげで、もう一発は喰らわずに済んだ。
「マリアの肖像、ですね」
ぽたりと、顔になま暖かい感触。
香坂姉妹には、今日は行けない旨をすでに伝えてある。
「ん? わあっ!」
「…ばれないかな?」
でも、どういうわけか僕の頭の中で、それらはイコールでつながっていなかったようだ。
「ミカン飴ー!」
僕は、彼女のほっぺたにキスをし、頭を撫で、乱れた衣服を整えた。
「ここまで聞いても思い出せないから、僕はあまり気にしてなかったのかもしれないね…ごめん」
「ねえ、じらさないでくださいな…」
「ふぁ…っぁ…はぁぁ…」
「雪さん、そういうことは言ってよ。雪さんのご両親なら、僕にとっても他人じゃない」
392 :
プリムラ・インボルクラータ(北海道):2009/06/13(土) 00:41:30.76 ID:phBejgun
↓スクリプト
「いいからいいから。それより、牧野さんと何かあったの?」
「主体性がないって言うのかしら…人に依存する…わりとなんでも、自分の中に受け入れちゃう」
「はは…面と向かって言われると…」
去りぎわに見た、和泉ちゃんの顔。
「そう言われてもなあ」
「普通ここまでとは思わないよ」
「庄一も、開発には反対なの?」
いつか、雪さんがしてくれたように、優しく…
困り顔のマリアちゃんに、花梨と庄一の二人は、それ以上の困り顔を返した。
「そんなことでおどろくのなんて、マリアだけ」
雪さんは、すねた目を僕に向けた。
「あら、わざわざ、ただの友達だなんて強調して、冷たいんですのね」
「それじゃあ、気持ち良かったんですね。良かった」
『ときどき、今みたいに、透矢さんとお勉強をさせてもらうんです』
でも、牧野さんの足は、まっすぐスイカのほうに向かっている。
いくぶん、表情がやわらかくなったのを見て体を離す。
「そうだよね…口ではそう言ったって、いくらなんでも、そこまではね…」
「でも、和泉ちゃんの家からだと、少し遠くないかな?」
「僕、花梨のこと、好き…みたいだ」
考えてるそばから、アリスが目を覚ました。
優しい目で僕を見つめる那波。
「いや、あれは教科じゃないから」
「それじゃあ、あの…ふつつか者…ふたりかもしれないけど」
記憶を取り戻すことは、なにより、僕のためでもあるんだから。
「ぷぁ…」
牧野さんは、自分から僕に抱きついてきた。
「僕のは単なる夢だから。どれどれ…」
所狭しと並んだぬいぐるみたちは、圧巻という他ない…いろんな意味で。
得意の舞で倒れた時は、どうなることかと思ったけど…
「…残念ですわ。せっかく、ふたりでお外に出られましたのに」
彼のこんな顔は、初めてみる。
「は? 待ってよ、せっかく私がしてあげるって言ってるんだから、おとなし…っくぅ…」
「那波、大丈夫?」
これで何度目だろう。
「ふーん。こういうの調べる時って、実際のところ、どんな風にするわけ?」
オオクニヌシノカミの一族より地上の国を譲り受け(国譲り)、我が国の礎を築いた。
「んぅっ…っ…透矢さぁん…気持ち、いいですよ」
「違うよ。ただ、最近、誰かに見られてる気がして…」
「ありがと。だけどね、残念ながら今日の練習はおしまい」
それにしても…いくつかのキーワードに引っかかるものがあった…まるで、僕の夢みたいな。
「あー、和泉ちゃん、走ると…」
「んー、まあね。個人的に、今年は雪にも見てもらいたかったんだけど…仕方ないか」
「なんで嘘つくのー、アリスちゃん」
提案者であるはずのマリアちゃんが、不思議そうな顔で問い返す。
「二人とも、本当に雨が降るなんて思ってるの?」
立ち上がろうとした瞬間、転びかかった和泉ちゃんを、僕は危ういところで抱きとめた。
「大丈夫だよ、痛いところもないし」
「ははぁ、そういうことか。ま、頑張ってくれ…おやすみ」
「俺はバイトでおまえは部活、なかなか時間が合わないんだよ」
アリスの体から、少しずつ力が抜けていく。
してもらうのもいいけど、もっと、雪さんの、こんな顔が見てみたい…
「いい機会だから…消えてもらう。キツネにもママにも」
「うん。いつも優しくて、何かに頑張ってて…自分を曲げない人。私の憧れだったんだ」
いろいろなことがあって…
「私たちは霊感が強い。それがどういうことかっていうと、自我が薄いってことなのよ」
心のどこかで、そんなもの、あるわけないと思っていたけど…
出そうで出ない、そんな状態が続く。
「雪さんは、どんな話だと思ったの?」
開かれたそこに、指の腹をめり込ませると、股間のしめつけが極端にきびしくなった。
「床で寝るな、みっともない」
女の子がする時って、みんな、あんな感じなのか?
「ゃぁっ…あはっ、あははっ…」
455 :
澪はゴキブリ:2009/06/13(土) 00:41:31.61 ID:qp+7Jh0o
澪はゴキブリ
女の子のほうは、きゅっと口を固く結んで、警戒心むきだしの、鋭い視線で僕をにらみつけている。
「前世で恋人同士だったんだ、とか言い出さないでよね。そんなんじゃ別れてやんないから」
「雪は…」
毎日のように練習していた、あの構え。
すっかり、日常になじみ、流されていたけど、
「理屈を説明しても、仕方がありません。今は、彼女を助けることだけを考えてくださいな」
点字について、教えてもらった。
(でもなぁ)
都合、一ヶ月の入院。
一通りの場所を見て回った僕たちは、最後、案内ついでに、商店街で買い物をしていくことになった。
「ふふ、花梨さんも意地っぱりですから。早めに、謝ってしまわれたほうがよろしいと思いますよ」
「新城和泉さん? えっと、今度はどう呼んだらいいのかな」
「ちぇー…」
どうも、文字の書体のようだけど…牧野さんなら知っているかな…
「いいえ。雪も、ずっと夢を見ていましたよ」
「絶対に駄目です」
他にも、気になる箇所が満載だけど、ひとまず忘れることにしよう…怖いし。
「みんなと一緒じゃなかったの?」
「心配したんだからぁ!」
「…おやすみなさい、透矢さん」
その彼女が、意味もなくマリアちゃんを傷つけるような事を言うとは、どうしても思えなかった。
「それはまあ…」
「でしたら笑ってください。駄目なことなんてありませんよ。雪は、ずっと透矢さんの側にいますから」
「なんかあったの?」
「そうだよ。じゃあ、預かっておくね」
「なんか…意外と早いもんよね」
「どっちかって言うと、逆」
「っく…ぁっ…」
「ふん…どうせ水着姿でも想像してたんでしょう、変態」
「慣れですわ。それに、これでしたら秘密のやりとりにも、使えますでしょう?」
見事にかぶった。
「あはは…引けないわけないじゃない。透矢なんだからさ」
言葉が出ない。
「…ねえ、瀬能くん」
ぼんやりしていると、花梨が上目づかいで、のぞきこんで来た。
「でも、和泉」
追伸2
宮代神社よりも施設は新しい…けど、その分、やや重みに欠けるかもしれない。
胸に顔をうずめ、乳首に吸いつく。
「僕、うなされてた?」
「……っ!」
「それでいいんですわ。これからすべて、忘れていただくんですもの」
断るわけにはいかなかった。
「ひゃ…ふ…」
「ご苦労さま」
「牧野の体調ってのはどうなんだ?」
「…あのね」
「できなくても、それが私にとっての真実だから」
「親しき仲にも礼儀ありってね。読書の邪魔をしたのは確かだよ」
「むぉっ!」
我ながら、無茶苦茶なことをやっているなぁ、と思う。
「まあ、そうだね」
「お風呂、空いたからさ。いちおう伝えておこうと思って」
どっと疲れて肩を落とすと、庄一が近づいてきた。
「透矢くん…あの…」
ふたりの影が重なる。
「どーして?」
「僕だって、二人にあんなにされて、恥ずかしかったよ…」
「透矢さんが、そう言うなら」
後の診断で、これはマムシだと判明したのだから、今考えるとゾッとする。
「…大丈夫ですよ。すぐに先生を呼んできますから、待っていてください」
うなずき返すと、和泉ちゃんはにこにこ笑って、僕をさらに底へと導いた。
「花梨はそんな子じゃないと思うけど、たとえそうだとしても、僕は、花梨のことが好きだよ」
(雪、さん)
「透矢が、牧野をね。やる時はやるもんだな、おまえも」
「仕方ないのかもしれないけど、いちおう様子くらい見ておきたいから」
「あの、ひょっとして、透矢さん?」
「おつかれさま。どうだった、授業は?」
彼女が何を言わんとしているのか、本気なのか冗談なのか、僕にはまるでわからなかった。
「ぴーたーぱん」
ただの夢とは思えない、どう考えたっておかしい。
覚めなきゃ、これは――なんだ?
「透矢ちゃーんっ!」
「ううん。はは、あんなすぐに二度目の電話が来るとは思わなかったけど」
「わかった。ハンカチは、責任を持って受け取りに行くよ。それでいいね?」
「キミ、この辺りは、病院の帰りにも通ったんでしょう?」
アリスに握られた手が、痛みを訴える。
「ちょ…ちょっとだけ、待って?」
でも、自分の中にある牧野さんへの、もやもやした感情がそれを上回った。
「らしくなくて、悪かったですね」
もちろん、そんなことまで考えてはいなかった。
「ううん。ごめんね、なんでもないから。ばいばい」
「大和庄一、大和鈴蘭。不本意ながら、正真正銘、血を分けた兄妹なのさ」
「透矢さっ…だ、めぇ…」
友達との再会に、笑った。
そして、右下の点が子音、『K』。
「お城作り」
「あれ、裏山に入る道。あの道を行ってもなんにもないのに、どうして鳥居なんか立ってるんだろうね」
…あのときは、熱射病になったのだと言われた。
「花梨、ショーツ…下ろすよ」
「わはー」
「だって、雪と透矢さんは、こうして一緒にいるじゃありませんか」
「内輪の…そうですか」
「すまないな、迷惑をかけて。これから病院に行くところなんだが」
そして、来年の明日も、明後日も…
「会えないの?」
でも、いざ歩いてみると、山の中なんてどこも同じように見える。
「嫌だよ、もう…目が覚めたら、また頑張らなきゃいけないんだもん」
「僕が断る理由は、何もないんだけど」
和泉ちゃん、今ごろはもう、違う町にいるんだろうか?
わけもなくこみ上げてくるものを感じ、二人から顔をそむける。
どうやら、あの中らしい。
そして、銀の冷たい光を帯びて輝く牧野さんの後ろ姿は、怪しくも神秘的だった。
彼女のノドの粘膜に、ぴったりと張りついた先端から、ひっきりなしに、熱い塊が吐き出される。
「だって、めんどーい」
花梨は、恥ずかしそうにうつむいたまま何も言わない。
「はい。ですけど、それは透矢さんも一緒だと思います」
「どうって言われても」
「何も、聞いてないんだな」
「ああ、ごめん。誓いの口づけを」
偶然、奇跡?
肩を怒らせるようにして、ひとり先を歩くアリスが、妙に子供っぽく見えた。
(花梨…花梨っ…)
「牧野さん、体調のほうは大丈夫?」
受け入れないわけには、いかない。
“ゴツッ!”
「時間通りじゃねーか」
「……宮代さん、遅いねぇ」
「…男の子の知らないこと、教えてあげるね」
「じゃあ、行きましょう。くれぐれも無理はしないこと」
森を抜け、川を上り、草を分け入り、その先に…
「だって! おねえちゃんは…ママに撫でてもらえないから…だからあんな…」
「ぁ、ぅ…うん」
「誘ったのは僕だからね」
「花梨ちゃんはだまっててよー! 頭がおバカなんだからー」
「大好きですよ」
「弓道、楽しいですか?」
彼女と一緒に授業を受け、部活に参加し家に戻る――どこか物足りない、だけど平穏な日々。
その美しい肢体を、僕のもので汚してしまいたい。
よく言ったものだ。
「うん…良かった、透矢くんに…あげられそう…」
「だって、それは…透矢さんが…たまには夢以外の事もとおっしゃるから」
「透矢さっ…きたな…っ…」
風に乗ったかすかな振動、彼女の声は、僕の鼓膜を、はげしく愛撫する。
雪さんは、僕の二杯目のごはんをよそる手を止めて、おずおずと口を開いた。
「和泉、こんなになってる…」
外から中の様子をうかがい知ることはできず、妙に厳重な雰囲気がある。
「そういう病気なんだって。夢を見たくなる病気」
「あー、いや、いいじゃない、和泉はその分、きれいなんだし」
死んでしまおうか?
自分たちの領域を侵し、我が物顔で生きる人間なんて、キツネにしてみたら、みんな一緒だろうから。
「その結果が今回の事なわけね。おかげでキツネなんてものを拾ってきた」
「ぜんぶ本当ですよ、きっと」
「それもあるし…他にもいろいろかな。感謝してもしきれないくらい、透矢くんには助けられているから」
意識を無くしていたのが二週間、目覚めて一週間…
彼女が死んだという情報はあるのに、彼女の死に関する記憶がない。
「じゃあ聞くけどさ、そんな面倒なことをした理由は?」
「明日も約束をしていたな。断るなら、適当な言い訳をしておくぞ」
「僕は、別に」
「無理だよ。僕と事故に遭って、まだ意識が戻っていないんだ」
「くす、少しくらい足手まといになってくれたほうが、恩返しになっていいかも」
この世界に、本来は存在しないはずの、別の何か――
「夢は、自分でどうにかできるものではありませんものね。お茶でもいれましょうか?」
「ごめん、ちょっと…」
「僕も初めて会ったけど。確かに冷たいような感じはしたかな」
言われるままに、お腹を撫でる。
机、本棚、ベッド、クローゼット、
「じゃあ、また…」
「雪さんは女の子だし…僕と二人で暮らすのは、いろいろあるんじゃないかなぁと思って」
僕には、答えられない。
「いや、でも…初めてなんだし…」
と、ベソをかきながら抱きついてくる始末。
その代わりに、出来すぎたメイドさんがいて、僕を支えてくれる。
「やっぱり、そうなると痛い?」
名札の上から胸をなでると、彼女はうなずき、目を閉じた。
花梨に対してじゃなく、理不尽なこの世界に、弱い僕自身に。
「徐福という人が、秦の始皇帝に命じられて、不老不死の法を探して回った、というお話なんですの」
「…それでも、お父様なんですの」
「うかがいを立てる?」
「そんなことないって。それに、友達なんだから、何かある時はお互いさまだよ」
彼女に気に入られてるのはわかる。
ずっと我慢していたのに…
「透矢ちゃん、気持ちいいね」
夢の中で嗅いだことがあるんだ。
「いいえ。雪は、むしろ助かりました」
試合での失敗が、なんらかのきっかけにはなっているようだけど…
「あたたかいですね」
「どうしたらいいと思う?」
「ぁ…くふ…んっ、んぅ」
明日っていうのは、そんな日常。
「ほらほら、見てください。眺めがすごくいいんですよぅ」
だから、本当は海岸に下りてみたいという気持ちがあった。
「確かに。首のあたりとかヒリヒリするかも」
可哀想だけど、これ以上こんな話を広げられても困る。
だけど、着替えを終えて外に出ようとすると、彼女は僕を待っていて…
「なるほど、それならちょっとわかる」
「良かったです…」
「透矢くん、駄目だよぉ」
「でも……んっ…」
それは、人間だった。
「い、いえ」
身勝手ながら、それはそれで嫌なものだな、と思った。
「返事は?」
「後悔しますわよ?」
「すみま、せん。ゆき…ひっ…メイドですのに、ご主人様の、っぉ、お布団を、汚してしまって」
「透矢…っ」
「…ゆ、雪さん、たぶん知らないほうがいい話だから。ねっ?」
普段とちょっぴり違う、幼なじみのあたたかさは照れくさくて、でも、心地いい。
「雑念の多い人間は、憑き物も敬遠するから大丈夫よ」
「…ちょっと」
僕の声が聞こえていないのか、彼女は陶酔したような表情で笑うと、少し腰を落として、
「はは…覚えてないしね」
「みんな反対なのに、開発は続いているんだね…」
「だからマリアは馬鹿だって言ってんじゃない」
「あの、僕と雪さんはずっと前から一緒に暮らしていたってこと?」
「父さん、話って…」
「暇な時は、私も手伝うよ」
「少しどころか、すごく良くなった」
「悪いな。ポケットに財布入ってるから、持っていってくれ」
「あ、ああ、わかった」
『だから、怒らないであげて下さい』
おかしいことなんて、何もありはしないのに、笑いしか出て来なかった。
「あ…ごめん」
楽しげに僕のほほを引っ張る花梨からはその答えをうかがい知ることなんて、できそうにもなかった。
「そういうのはさ、言いっこなしで、いいんじゃないかな」
「ずいぶん気にするんだね」
マリアちゃんの押し殺したようなあえぎ声を聞きながら、僕は彼女の中に、ありったけの精を放った。
「花梨、そろそろ、おしまいだから」
ちょっと、声をかけられる雰囲気じゃない。
「そんなこと言われたって、どうにもしようがないじゃないか」
「だ、大丈夫だよ」
わかっているのに、僕は彼女から離れることができなかった。
ほっぺたに触れる。
絶対に反省なんかしてない顔で、雪さんが風船を“ちょん”とつつく。
「そうだ、あの子…」
雪さんと僕の思い出を、証明するものがほしい。
本当に、そうだ。
「また、後ほど」
「遊んで遊んでー」
「道祖神、だよね。外から疫病とかが入るのを防いでくれるっていう」
「気にしてないよ。それじゃあ、僕も約束があるから、そろそろ行くね」
メガネをちょこんと持ち上げ、ぱらぱらとページをめくる。
庄一はあくまでそっけない。
僕のシャツのえりもとをつかんで、ぐいぐい引き寄せると、
「仲良かったもんね…」
「照れるな照れるな」
「んー、そっか。最近、なんか変だよな、俺たち」
それに、篆書ってなんだろう?
「わたくしも賛成ですわ。ね、宮代さん、ご機嫌を直してくださいな」
「いいけど、やっぱり疲れてるんだね」
「じゃなくてさ…ありがとう。これからもよろしくね」
「包帯のほうも、巻いてしまいますね」
「良かった。それでしたら、これから毎日一緒に寝ましょうね」
庄一はあくまでそっけない。
おっと
701 :
オオバクロモジ(アラバマ州):2009/06/13(土) 00:41:35.07 ID:DiqE4QfO
はええよ
でも、それは無責任すぎるだろう。
(増えてる…?)
それでも舌を差し出すと、彼女は首を傾け自分の舌を絡め合わせて来た。
「雪は、透矢さんを置いて行ったりしませんから。ね?」
「あのー、もう、何がなんだかさっぱり」
わかることを考える。
「ちゃんと最後までして。痛がっても離さない約束だよ」
冷静で現実主義者の庄一がこんなことを言うなんて、どうなってるんだ?
それだけは確かだ。
いくら得意だとはいえ、あそこまで正確な動きが出来るものか?
果たして、そこは存在した。
「僕への、言づけだって?」
去年あんなことがあったのに、同じことをしようとするんだから、花梨もいい度胸だ。
「きっ…ひぃっ!」
はええ
それでも、まだ、彼女の話の矛盾を見つけることくらいはできる。
「一センチ…ウエストもだけど」
“ざざーん、ざざーん”
「大丈夫、私が手配するよ」
提案者であるはずのマリアちゃんが、不思議そうな顔で問い返す。
「ずるいよ…」
「ひどい事故だったんだ」
「マリアちゃんは、大丈夫?」
布越しにも、豊かな彼女の乳房からは、その弾力が充分に伝わってくる。
「自分にわかる事は、他の人もわかってくれるに決まってる――マリアって、そういう子よ」
「もしもし…?」
「ということは…」
「また、会えるのかな?」
「あの、でも…やっぱり…」
雪さんのところへ、僕の居場所へ。
怒った顔で見上げて、二の腕をつねるでも良かった。
「冗談。何も言わないのが正解に決まってるんだから。じゃあね」
「ええ。ナナミは、目をケガしていましたでしょう?」
「これは、だって、シートが狭いんだから仕方ないじゃないか」
「そう…あのさ、もう知っちゃったわけだし、次は遠慮しないで声かけてね?」
「先生、来ちゃったね。たぶん、あいさつとかさせられちゃうと思うから、考えておいたほうがいいよ」
「だーって、あの温厚な雪ちゃんがビンタですよ、ビンタ!」
「だから、お尻を触られるの、嫌がってたんだ。気持ち良くなっちゃうと思ったから」
私が日常を過ごす村、那波村は、貴重な研究対象でもあったのだ。
「…魔法。そうね、あれは確かに魔法。でも、正確には私たちの力じゃない」
でも、駄目だ、やっぱり引けない。
「那波、どうしたの?」
玄関の戸を開くと、異世界に入ったみたいに、真夏の明度は一転する。
「さあ…」
「だ、めぇ…お願いです、もう少しだけ、待ってください」
「くす…っ…ひっ…ぐ…」
まさか…なぁ?
「あのぉ、透矢さん?」
こういうの、いいよな。
いつかどこかで見なかったか、こんな風景を。
アリスちゃんと僕を交互に見比べている時点で、なんとなく見当はついた。
「…し、仕方ないでしょう?」
「思いつきですわ。わたくしたちがいくら触れても、火傷なんてしませんものね」
『壊れるぞ』
「え、えーっと、僕、何か変なこと言ったかな?」
「駄目って言ったら駄目です。雪の仕事を取らないで下さい」
彼女の手には、小刀が握られていた。
『透矢、雪は…』
(花梨か?)
僕の、手の届かない場所を望んでいる、そんな悲しげな横顔が。
「恋敵ってねぇ…」
「そんな。僕の問題でもあるわけだし」
ふたりきりだったら、危なかったかもしれない。
だから、あれは夢だったのかもしれないし、そうじゃなかったのかもしれない。
「入る入らないの問題じゃないの」
「ぜんぶ終わったら」
「い、和泉ちゃん、あったよあった!」
「はい。透矢さんのこと、信じます」
ぐいっと、視線を戻す。
雪さんに当たるなんて、最低だ。
「まさか…こんなことになるとはね」
「虫の息に見えるんだけどなぁ…」
「雪さん、行こう」
「ご苦労さまだよ、まったく」
「ぅぅー」
そんな人に、マリアちゃんがなつくわけないんだから。
「ゃぁ…もうちょっとぉ…もうちょっとだけしてください」
「花梨、和泉ちゃんの体いじるの好きだよね…」
内臓までかき出してやろうかというほどはげしく、何度も、何度も。
「透矢さん、お弁当をお忘れですよ」
退院するとなると、生活のほうは大丈夫なのか、という現実的な問題も出てきて、気が気じゃなかった。
一日、我慢をさせたせいか、今日の彼女はすこぶる上機嫌だ。
「急におっかない顔しちゃって。気分でも悪いんじゃない?」
「バカ…」
「誰かのではなく、わたくしたち自身の、ですわ」
「んー、降参」
僕は、取るものもとりあえず、部屋を飛び出した。
「? ねえ、アリスさ…」
「きれいなんでしょうね、打ち上げ花火」
「あ、途中まで一緒に行きませんか」
しばらく進むと、見えない壁があるみたいに進まなくなった。
「ちょっ…マリア…」
言いながら、悪びれた様子もなく、もぐもぐとクッキーをつまんでいるあたりが彼女らしい。
「…そうなの?」
「…和泉ちゃん…なんか、すごい」
「違うって…」
でも、彼女の気持ちを考えず、怯えることしかしなかった自分が、すごく、ひどい奴のような気がした。
「納得してくれたと思うよ。後で顔を出すわけだしね」
“パタ、パタ”
「…見過ごした可能性?」
「ちょっと…っぅ」
ちんこ
僕の記憶は…けっきょく戻らない。
「熱い…」
「んー、なんかねぇ、牧野さんが透矢を押し倒してた」
だからだろうか?
「漠然としているから何とも言えないんだけど…」
「そういうことなんだ」
一度目は、あの告白の時か…。
それに、自分が離れてしまった時に、混乱した身内が馬鹿な事を考えないとも限らない。
砂浜は小さく点々としていて、どちらかといえば岩場が多いような海岸だった。
これは、何も和泉ちゃんのお父さんのことに限った話じゃない。
「いいじゃん、ひとりで。どーせおまけなんだし」
「花梨…そんな…」
素直だ。
アリスは、強い。
そして、ショーツを脱ぐため、腰を折ったところで、前も後ろも丸見えだ。
「ここでやめたら、私は、いつまでたっても、新城から逃げられない気がする」
「世界から」
まあ、そうかもしれない。
「だ、大丈夫、マリアちゃん?」
「僕だと、変なことしちゃうかもよ」
「しらばっくれないでよ、試合のこと」
「ありがとう。でも、そういうわけにもいかないよ。今だって、テスト前なのに邪魔しちゃって…」
「生まれつきですわ」
「は? そーなの…」
「香坂だって?」
僕が、花梨を支える…
「っ…っく」
ただでさえこの暑さだし、そう都合良くあの子が、外に出ているとは思えない。
(そのまんまだな…)
「雪さん、キスして」
「? 何か、おかしそうでしたので、ついつられてしまいましたの」
(言えないよな…あれじゃあ…)
「別に、そういうんじゃないんだけど」
世の中そんなに甘くないってわけだ。
「へ? あ、ちょっ、や、ぁ…」
“ゴトッ”
予想に反して、マリアちゃんはひとりでお出かけしてしまったようだ。
やっぱり、和泉ちゃんには笑顔がいちばん似合う。
「こことここに補助線を引くと…」
「和泉ぃ、何ぼけっとしてるのかなぁ?」
まだ日は高い。
なんでかな…。
思うところがあったのか、ぷいと背中を向け、空を見上げる。
「ええっと…マヨイガ? 雪さん、マヨイガって、なんのことかわかる?」
なんでまた?――聞く前に飛び乗られてしまった。
なのに、彼女の声は、幸せなんていうものとは縁遠い、悲しみに打ちひしがれたようなものだった。
パンパンと肌のぶつかり合う音が、どこか遠くの出来事のように聞こえる。
「…ぁ、っく」
今の今まで、和泉ちゃんの気持ちなんてぜんぜんわかってあげられなかったけど、
「んっ、んっ? 雪のことジロジロ見て、どうしたの」
「中途ハンパなんだね」
「どう、しましたの?」
「雨とか降ると、大変じゃない?」
「っぁ…大丈夫ですから」
てっきり、キツネがマリアちゃんに憑いたのかと思っていたけど…
(寝よう…)
「この写真に写っているのは…」
「…そう、そうですわね」
なのに、雪さんが、花梨をひっぱたいて花梨は泣きそうな顔をしていて、
「本人が気にしてないんだから、いいじゃない」
「…様」
ふと、奇妙な考えが浮かんだ。
それじゃあ…町に伝わる伝承は、やはり本当?
「あ、そうそう…それよりさ、聞きたいことがあるんだ。父さんの本に書いてあった事で、ちょっと…」
「そんな。和泉ちゃんのことだから、僕に気をつかってくれたんでしょう?」
明らかに、人間の力ではなかった。
「嘘なの?」
しかし、改めて見ると、どの本にしてもパッと見からして、売れなさそうだな…。
心の底から嫌悪している、っていうわけでもないようだ。
「おねーちゃん…私にもぉ…」
門の裏をのぞき込んだ瞬間に、大声。
僕が何も頼まなくても、それこそ雪さんに負けず劣らずの働きっぷりを見せてくれるんだから、驚きだ。
「僕はお互い様だから」
「んー、なんかさ、ここに掘ってある模様を、前にどっかで見た気がするんだ。透矢も見てよ」
「どんな感じ?」
ドキドキしながら、今度はそのひだに指を触れてみた。
何より、花梨の心境の変化が気になったし…なんとなく、彼女をひとりにしておくのが嫌だった。
「あの人はそんな感じしないけどな」
「ああ、似合ってるよ」
「待ってよ。本当にただの散歩なの? 僕に、手紙をくれたのは、和泉ちゃんじゃないの?」
「…図書館に…用があったような、なかったような」
いたずらっぽく笑う…孕ませて――は冗談じゃ済まない。
そんな彼女が、子供じみたおまじないを人目も気にせず真剣におこなっている。
「ああ…それで? 別にいいじゃないか。なんにせよ優れているのは悪い事じゃない」
「自我が、薄い?」
「二年ほど前ですけど…」
「応援くらいかな」
「宮代さんが、舞に失敗してしまって、泣き崩れて…その後…彼女は目覚めないんですの」
「庄一くんって、別にお寝坊しているわけでもないのに遅刻するんだよね」
まるで、長いこと誰の手にも触れられず野ざらしにでもなっていたようだ。
「はぁ?」
「…あの子の、兄弟に会いに」
「牧野さんの? こちらこそ…っっ」
同じだ、あの夢の中と。
「っくふ…透矢ちゃんぁぁぁん…」
「あ、男らしくなーい!」
「現実に決まってる」
「ぜんぜん大丈夫じゃない、って顔で言わないでよ。ねえ…本当のところ、どうしたの?」
「いや、なんとなく」
どうして、こんなところに洞窟が?
「…ま、無理すんなよ」
今、この瞬間だけでもいい、願いを――
だけど、もし庄一が来てくれなければ、今も花梨とは、すれ違ったままだったんだろう。
「真面目に話してんだぜ。おまえらには、ホント、上手くやってほしいよ。俺は駄目だったからさ」
「雪さ…雪さん!」
「ごめん…そうだね」
「守って…?」
「んく…ふぅ、っ…」
「…牧野、さん」
「応援くらいかな」
この子がいるという事は当然、彼女もいる。
「透矢さんが、もっと早く来てくださらないから」
「ま、私はともかく、どうせまとめて相手することになるわよ。すっかり仲良しなんだから、このふたり」
と、着替えを終えて、図書館に向かう途中…
「良かった。ふふ、楽しみですね」
言ってる側から、首ががくんと落ちた。
「雪さん、ごめんね。せっかくのハイキングなのに、ぜんぜん余裕がなくて…」
いや、遠足と勘違いしてるなら、値段の制限とか気にするか、この人は…?
「…っぁ、っ…ごめっ…きらいに、ならないで…がんばる…がんばるからぁ…」
「いいって、自分でするから」
彼女は、次々あふれ出してくるものを、子猫がミルクでも飲むみたいに、ぺろぺろ舐めとってしまった。
「花梨の胸ほどじゃ、ないと思うけど」
「言われてみればそうでした」
顔も確認できない距離なのに、なぜだか僕にはそれがわかった。
「牧野さんが、透矢さんって呼んでくれたからさ、うれしかった」
泣き笑いを浮かべる和泉ちゃんの涙を拭う。
担任へのあいさつを済ませ、緊張しながら教室に入ると、和泉ちゃんのにこにこ笑顔に迎えられた。
「そういうことになっちゃうわけ?」
「おはようございます。ずいぶん、うなされていましたね」
「大丈夫に決まってんでしょう。あなたこそ半死人のくせに」
「何、かな…?」
「…ぜんぶ、雪さんの口に出したい」
「ふーん。まあ誘ってはみるよ」
「夢を、見ていました」
938 :
スカシタゴボウ(石川県):2009/06/13(土) 00:41:38.59 ID:4Eb/eZn6
母さんは、もういなかった。
「あそこ?」
紐が通されているから、たぶんアクセサリーなんだろう。
――では、そろそろ行きましょうか。
「あなたたちは、ふたりで、ひとり」
でも、体調をくずしていたら困るし…
彼女を押し返し、つき放してしまうことも、
彼女は、不老不死の法を、自分だけのものにしようとしている、と疑いをかけられていたため、だ。
「った…」
『い、いいってば。動物が相手じゃ仕方ないよ。また次の機会に見せてよ。楽しみにしてるから』
「あのとき、なんて言った?」
この場合、どっちもどっちっていう気がするけど…。
「ぅ…うぁ…うわあぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「でしたら…。もし、透矢さんが行きたくないのでしたら、話は別ですけど」
「ぁ…っひ…ぅく…」
「道理ですわね。それにしても、旦那様の見た夢の事…早急にうかがいを立てなければなりませんわね」
「僕? 僕は別に」
女の子は門柱に背中をあずけたままの恰好で、ずるずると体を落とし、うずくまってしまった。
「あ…うそ…嘘です。雪、本当は、ああしたほうが気持ちが良くなるのを知っていて、だから…」
「ありがとう。でも…ごめん、やっぱり駄目かも…お世辞だってわかるし」
「透矢さーん」
キタ━━(゚∀゚)━━ヨ
(幸せそうだなぁ)
「楽しみは後にとっておかないと。今日はキスさせてもらったから満足」
「どうしてそんなことを、しなくちゃいけないのさ」
964 :
キショウブ(東京都):2009/06/13(土) 00:41:40.22 ID:UzaKVgEw
きたああああああああ
「え? やだ、いいよ…気分が悪い時は仕方ないもの」
「…って、透矢の頭だったら、日本史の勉強したほうが早いか」
とはいえ、彼女が欠けた状態で、みんなが集まるのか、怪しいものだけど。
誘われるように音をたどっていくと、果たして彼女はそこにいた。
やっぱり男としてガツンと言うべきな気がしてきた。
僕は、手を離した。
「でも…体が悪い、っていうわけじゃないみたいだから」
こんなにも願っているのに…彼女は、僕の前に現れないじゃないか。
「そうですね。ですけど、何から説明したものか」
974 :
チドリソウ(東京都):2009/06/13(土) 00:41:40.34 ID:32cNxekE
◆aLICeotiAI [死ね]
「嘘ついてる顔だよ。口うるさくて悪かったですねー」
それで、僕は自分が泣いているんだなっていうことに、ようやく気がついた。
「んっ…く…」
僕は、夢の中でも、弓を引かないんじゃなくて、引けなかっただけなのか?
「あっ…ご、ごめ…」
はええええええええええええええ
「ぅぅ、でも、私、ゾクゾクって…」
「いやー、やっぱり和泉ちゃんがいると違うな」
牧野さんが、めずらしいと思わせるほどの、悲しそうな顔を見せた。
この町を出て、僕と暮らすこと。
「雪さんみたいな人が、そんなふうになっちゃうのって、男としては興奮するんだよね…」
洗濯物の匂い、お日様の匂い――それが雪さんの匂い。
いったい、どんな人がそれを知りたがるんだろう…。
「あら、おはようございます」
彼女が誰よりもマリアちゃんの事を気にかけているのは明らかだ。
「…起きて。どんな失敗をしたって、どんなに乱暴だって構わないよ。花梨は僕のお姫様なんだ」
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
「トゲのある言い方だなぁ」
「雪さん、おだてたって何も出ないよ」
「…おまえ、やばい薬でも使ってるんじゃないだろうな」
「牧野さん…」
「自分でもわからないんだ。とにかく、弓を構えると、ああなっちゃって」
「いや、また来てよ。できたら、鈴蘭ちゃんも連れて」
「な、なに馬鹿なこと言ってんの?」
「部活より、雪さんのほうが大切」
と、背中を向けた瞬間、ぐい、と後ろに引っ張られた。
1001 :
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