【菅家さんインタビュー】(1)釈放に「感動して泣いた」
栃木県足利市で平成2年に4歳の女児が殺害された足利事件で、再審請求中の今月4日に無期懲役刑が執行停止となり、
釈放された菅家利和さん(62)が産経新聞の単独取材に応じた。
「感動して泣いた」と釈放の喜びを語った一方、当時、強引な取り調べをした警察や検察については「一生許さない」と怒りをあらわにした。
インタビューの詳報は以下の通り。
■待ちに待った釈放
《連日、マスコミからの取材が殺到しているにもかかわらず、記者の前に現れた菅家さんは元気そのものだ》
−−釈放後の週末は何をして過ごしていた
「テレビ局や新聞社から取材を受けていましたね」
−−空いている時間はどうやって過ごした
「食事に行って、それからテレビを見ていたりしました」
−−自由にテレビを見られるようになったというわけですね
「そうですね、釈放されたということを感じましたね。人というものは自由を奪われたらおしまいだと感じました」
−−釈放当日、午前中に刑務所内の工場で作業していたときに、突然、釈放といわれたんですよね、そのときどう思いましたか
「午前9時半ごろ、処遇の先生(刑務所職員)が来て『菅家行くぞ』と言われました。
そのときは何で呼ばれたのか分かりませんでした。工場を出て歩くうちに『もしかして、釈放かな』と思いました。
ピンときたんですよね。10時ごろまで先生と話をしていましたら、(職員が)『釈放』って書かれた紙を持ってきました。『やっぱり』と」
続く
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090610/trl0906100042000-n1.htm