●●スレ立て依頼所●●

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287 ダリア(dion軍)
私たちの生きる絶望の世界を知らせたい

「世界難民の日」に私たちが考えること2009年6月5日
国境なき医師団@世界の活動地
アドミニストレーター(財務・人事管理責任者)の朝倉恵里子は、ウガンダで出会ったコンゴ民主共和国からの難民たちとの約束がいつも心にあるという。   

「容赦なくふりかかる戦闘は、避難という極限状態への出発に際し、準備の時間すら与えません。
私の仕事を支えてくれたコンゴ人スタッフの一人は、難民となったとき、所持品は、自宅から拉致された際に身に着けていた赤いジャージーだけだったといいます」

 中学教師だった彼は、生徒を兵力に差し出せという政府軍と反政府軍双方の要求を拒否し続けていたが、昨年のある日、自宅に反政府軍がやってきた。
彼らは妻を強姦しようとし、止めに入った妻の弟をその場で殺し、幼い娘の足に熱湯を浴びせ、彼を連れ去った。
その後、何とか逃げ出した彼は、避難していた妻子と再会し、安全を求めて隣国ウガンダの難民キャンプにたどりついた。

「彼らは故郷に帰りたくても今の状況では帰れません。『将来がまったく見えない自分たちの絶望的状況を世界に知らせてほしい』と、辛い経験を話してくれた彼の訴えを、少しでも多くの人に届けたいと思います。
ほとんどの難民の希望は、安全な祖国に帰還することです」
http://www.asahi.com/international/shien/TKY200906040138.html