まともな男女なら大学時代に付き合っていた恋人と結婚するよな
金融危機に伴う景気後退により大学生が空前の就職難に見舞われている中国で、
6月末の卒業後、直ちに結婚を目指す、中国語で「卒婚族」と呼ばれる女子大生が目立ち始めている。
インターネットの大手結婚紹介サイト「世紀佳縁」によると、今年に入って登録数がうなぎ登りに増え、
中でも卒業を間近に控えた女子大生が大半を占める。
その数は前年同期比20%増という。中国人女性の経済的自立心は強いとされるが、
「卒業後結婚し、生活が安定してから仕事を探す」と考える女子大生が多くなっている。
今年は過去2年間就職できずに仕事を探し続けている大卒が250万人いるのに加え、
新たに卒業を控えた大学生が610万人もおり、大学生にとっては「就職大氷河期」だ。
「卒業イコール失業」ともいわれる。
大学生の雇用状況を調べた調査では「卒業を考えただけで心配で仕方がない」と回答した学生が52%を占め、
実際、今年1月から3月までに就職が決まった者は全体の20〜30%程度にとどまっている。
卒業を控えた北京の女子大生(22)は「世紀佳縁」サイトで結婚相手探しに没頭する毎日だ。
「いくら就職説明会を回っても、月収1000元(約1万4500円)を下回る仕事しかなく、
北京で暮らしていけない。10歳ぐらい年上でも経済力があればOK」と話す。
就職難が女子大生の結婚観を変えたことは確かだが、性格の不一致などで数日間程度しかもたない
「閃婚」といわれるスピード離婚を助長しかねない風潮だと、懸念する声も出ている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090602-00000787-yom-int