兵庫県明石市のインターネットカフェで無銭飲食をしたとして、
明石署は住所不定の無職の男(25)を詐欺容疑で逮捕した。
同署によると、男は前日に長野県内の刑務所を出たばかりで、
「以前捕まった明石署の留置場のメシがうまく、わざと逮捕された」と話したという。
だが、同署の留置場は満杯で、男は淡路島の別の警察署で勾留(こうりゅう)されることになった。
同署によると、男は出所した19日のうちに明石に来て、
所持金のほとんどを新幹線代などで使い果たしていたのに、
同日夜から翌20日朝にかけて7450円分の飲食などをした疑いがある。
20日に逮捕された。移送のため明石署を去る際は肩を落としていたという。
男がうまいと感じたのは、プレートに数種類の総菜や米飯が載った1食あたり393円の給食。
明石署によると、淡路島の署も価格はほぼ同じという。
明石署に給食を提供している業者は朝日新聞の取材に
「味には自信はありますが、素直に喜んでいいのかどうか」と困惑していた。
http://www.asahi.com/national/update/0530/OSK200905300104.html