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雨水滴るいい女…多彩なレイングッズ

透明トレンチ　ポンチョ　ＵＶ防止傘

　関東地方も梅雨入り間近。ジメジメとした日が続き、疎ましく思う人の多い季節だが、
ブティックなどに並び始めた多彩なレイングッズを見ていると、思わず身につけてみたくなり、「梅雨よ早く来い」と思ってしまう。

　例えば、「Ｄ＆Ｇ」が春夏コレクションで発表したトレンチコート。
透明でしなやかな生地を使い、コートの下に着た服によって雰囲気をガラリと変えられる。
「アニエスべー」の黒いポンチョも魅力的だ。長方形の布地を切り抜いたシンプルなデザインだが、洗練された大人の雰囲気を醸し出す。

　「リツコシラハマ」のはっ水加工を施した真っ赤なコートは、襟元などに寄せたギャザーが華やかさを引き立て、
雨の街で映えそう。「バーバリー」のジャケットは、トレンチコートの意匠を随所に取り入れ、軽快さを強調する。

　雨具も多彩だ。「マーク・バイ・マーク・ジェイコブス」は光沢の美しいゴム製サンダル、
「マルニ」もゴムでできたハイヒールのパンプスを発売。童心に戻って、水たまりの中を歩きたくなるようなデザインだ。
一方、「ミントデザインズ」は、紫外線（ＵＶ）カットを兼ね、かわいらしいプリントを施したビニール傘をコレクションで見せた。

　小雨、夕立、霧雨、時雨、氷雨、春雨、涙雨、慈雨……。
湿潤な気候の日本では、雨の微妙な違いを情緒豊かに言い表してきた。それなのに雨を敬遠していてはもったいない。
今年の梅雨は、華やかなレイングッズを身につけて、多彩な雨の表情を楽しんでみたい。（生活情報部　上田詔子）

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/beauty/fashion/20090527ok05.htm?from=yolsp