長野市南千歳で飲食店を経営する横田悦子さん(71)が飼う雌犬リッキーが定額給付金の2万円をペロリ、
横田さんを慌てさせたが、うんちとともに無事に戻した。紙幣はちぎれており、全部が戻ってくるのに要したのは
3日間。根気よく待った横田さんは、交換した新たな紙幣で宝くじを購入し、「うん(運)」試しの結果に期待を膨らませている。
同市風間の自宅で、冷蔵庫に磁石で留めておいた2万円が消えたのは今月3日夕。あちこち探してもないため、
電話帳や通帳をかみ切った前歴があるリッキーに疑いの目を向け、「吐けー」と迫ったり、「下剤を飲まそう」と考えたり
したが、あきらめるしかなかったという。
ところが、5日になってリッキーのうんちに「壱万円」の文字が。つまようじでほじくり出すと、次々と破片が出てきた。
6日に福沢諭吉の顔、7日には折り畳まれた形でまとまっていた紙幣を掘り出すことに成功。銀行で新紙幣に交換
してもらい、ドリームジャンボ宝くじを購入した。
話を聞いた店の常連客たちは大笑い。1985年に夫が亡くなってから、1人で店を切り盛りする横田さんは「宝くじ
が当たったら、これまでのお礼になじみ客たちと温泉旅行に行こう」と決めている。
http://www.shinmai.co.jp/news/20090529/KT090528SJI090011000022.htm 依頼24