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488 マンネングサ(愛媛県)
クマの目撃半減 富山県内

富山県内で確認されたクマの出没情報が、今年は三十日現在で二十二件にとどまり、
昨 年同期の半分以下となっていることが、県のまとめで分かった。県自然保護課では、
暖冬 によって成長が早まった草や葉を通常の生息域では食べ尽くし、山奥に移動した
可能性が あると分析。一方で、クマに慣れて目撃を報告しないケースも増加している
とみている。 ただ、クマの個体数減少は確認されておらず、今後は山を下りることも予想
され、県では 引き続き注意を呼び掛けている。
 昨年のクマ出没件数は平年並みで、五月末までに五十一件の目撃が確認された。
今年は 特に五月が少なく、前年の三十件を大幅に下回る八件にとどまった。クマの目撃
場所では 、富山市南部や南砺市などの山間地が大半を占め、山菜採りや散歩中にクマ
に出くわした ケースが目立った。人身被害は起きていない。
 県自然保護課は、クマ出没半減の理由について暖冬の影響を挙げ、「雪解けが早く、成
長が早まったアザミやシシウドなどを食べ尽くし、山奥で餌を探している可能性がある」 と
みている。また、山菜採りなどで山に入る人がクマの目撃に慣れ「市役所などに報告し
ないケースが増えているのではないか」と分析する。
 大量出没が確認された二〇〇六(平成十八)年と違い、昨年は大規模な捕獲が行われ
て いないことから、個体数自体が大幅に減少した可能性は低いとみている。

 ただ、六月から八月にかけて餌となる草や葉が枯れ、飢えたクマが人里に出没すること
も懸念される。県では、山に入る際に鈴やラジオの音で存在を知らせ、ヘルメットや撃退 ス
プレーを準備するよう注意を呼び掛けており、「慣れた道でも警戒を強め、クマを見掛 けた
ら必ず関係機関に連絡してほしい」(自然保護課)としている。

http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20090531202.htm