連続強制わいせつ事件裁判
香川県を含む6つの県で、男子中学生など6人を凶器で脅しわいせつな行為をするなどの犯行を繰り返したとして、
強制わいせつ致傷などの罪に問われた広島県の36歳の男の裁判が開かれ、検察側は「被告は10年以上前から
犯行を繰り返していた」と指摘しました。
広島県三原市の三條勲被告(36歳)は、平成17年からおととしにかけて四国4県と兵庫と広島の6つの県で、男子中学生や
高校生など13歳から17歳の6人に対し、わいせつな行為をしたり、カメラで撮影したりしたとして、強制わいせつ致傷と
児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われています。
三條被告は13件の事件で起訴され、このうち、少年の名札を奪った強盗については否認しましたが、それ以外の
起訴された内容は認めました。
裁判で、検察側は、「被告は遅くとも平成9年頃から山あいの通学路などで登下校中の男子中学生などを狙い、ナイフなどで脅して犯行を繰り返した。
被害者は、いまも犯行を思い出し、一人で道を歩くのを怖がっている」と指摘しました。
一方、弁護側は、「刑の重さを決める際には被告の障害について考慮すべきだ」と主張しました。
http://www.nhk.or.jp/takamatsu/lnews/04.html