年金の世代間格差拡大、厚労試算 70歳は保険料の6・5倍に
厚生年金で来年70歳となるモデル世帯が保険料納付額の6・5倍の年金を受け取れるのに対し、30歳以下では2・3倍にとどまるなど、
公的年金の世代間格差が5年前の想定よりも広がっていることが25日、厚生労働省の試算で分かった。
年金改革を実施した2004年時点では6・3倍と想定していた70歳世代の倍率が上昇する一方、若年層は横ばいとなった。
人口減少に応じて給付を抑制する「マクロ経済スライド」の開始が、デフレなど経済環境の変化でずれ込んでおり、そのしわ寄せで後の世代ほど
抑制幅が大きくなるためだ。
厚生年金については、夫が平均賃金で40年加入、妻が40年専業主婦というモデル世帯、国民年金は40年間保険料を完納した場合で、
平均寿命まで生きる想定で計算した。
将来の貨幣価値を現在価値に換算すると、厚生年金では来年70歳の世代は約900万円の保険料納付額に対し、約5600万円を受け取れるが、
30歳の世代は約3000万円の納付額に対し、受給額は約7000万円。
国民年金でも、来年70歳の4・5倍に対し、35歳以下は1・5倍となり、04年時点の4・3倍と1・7倍との想定から格差が拡大した。
厚労省は今年2月、年金財政の持続性を5年ごとにチェックする「財政検証」の結果を公表したが、今回の試算はその一環。
2009/05/25 20:47 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052501000935.html 関連スレ
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