http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090521mog00m040064000c.html 掘り出しニュース:ジーンズファンド 販売利益、出資者に分配 /岡山
【岡山】倉敷市児島味野のジーンズ製造「藍布屋」(眞鍋寿男社長)が、
天然藍ジーンズの販売利益を分配する個人向け投資ファンドを設立した。
合成染料のインディゴによる染色が主流を占める中、
栽培に時間とコストがかかる天然藍を使うため、ファンドを利用する。
同社によると、アパレル事業支援ファンドは全国でも珍しいという。
ファンドは、ファンド運営会社「ミュージックセキュリティーズ」(東京都)が考案した。
同社が運営するコミュニティーサイトで幅広く情報を提供し、小口投資を募る。
サイト登録者は興味のある事業に少額から出資でき、事業者は資金を元手に長期的な物作りが可能という。
対象は、自社の畑で苗から育てた藍で染色した3種のジーンズ。
オーガニックコットンや手織り布などを使用し、約2万〜18万円で販売する。
1口3万円で最大20口。募集額の上限は1200万円。
出資金は藍の原料となる苗代やジーンズの製造費に充てる。募集は6月30日まで。【椋田佳代】