先日、BOE(京東方)の第6世代液晶パネル生産ラインの着工が始まったばかりの
合肥市(安徽省)だが、地元メディアによると、同市は新たにプラズマパネル(PDP)
生産ラインの導入を検討していると報じている。
情報によれば、合肥市政府はすでに専門チームの編成を行い、パイオニアと PDP
生産ライン導入に関する初期的な交渉を始めているという。
また、同市政府関係者が日本を訪問し、パイオニアの PDP パネル生産、研究開発部門、
TV 生産ラインなどの関連設備の見学を済ませているとされている。
その他、「合肥市建設投資ホールディンググループ」とパイオニアの間では、すでに提携意向書
への調印が行われており、PDP 生産ラインや関連技術の移転が早急に進展する可能性が指摘されている。
中国では、四川省の CHANGHONG(長虹)が自社技術による PDP パネル生産をすでに
開始しており、合肥市が仮にパイオニアの PDP 生産ラインの導入を行えば国内2か所めの PDP ラインとなる。
パイオニアは2008年に PDP パネル生産から撤退し、今年2月には2010年3月までに
テレビ事業からの完全撤退を表明している。
http://japan.internet.com/finanews/20090519/5.html