2009年5月17日、香港紙「文匯報」によると、複数の経済学者が、新型インフルエンザが全世界に流行すれば、
観光業などへの経済損失額は2兆ドル(約191兆5700億円)に上ると予測している。
英シンクタンク「オックスフォード・エコノミクス」のジョン・ウォーカー氏は、ブラジルで行われた世界観光博覧会で
「新型インフルエンザが世界中で流行することになれば、観光業への打撃は想像を絶するほど大きくなる」と発言した。
ウォーカー氏によれば最悪の場合、旅行客は25〜30%減少、全世界における経済損失も2兆ドルに上ると予測される。
また、別の著名な経済学者も、新型インフルエンザの流行が一部の国々に限られるなら目的地を変更するなどすればよいが、
全世界規模の流行になれば、今年から来年にかけての全世界における経済損失は2兆2000億ドル(約208兆5300億円)に上り、
2003年の中国でのSARS流行時の250億ドル(約2兆3700億円)をはるかに上回ると予測している。
同氏によれば、旅行を取りやめることによる経済損失のほかに、旅行客の消費も30%ほど減少すると予想される。
http://www.recordchina.co.jp/group/g31493.html