破産申請に備え? GMが再建用サイトのドメイン取得
General Motorsがgmrestructuring.comおよびgm-restructuring.comというドメインを登録していることが分かった。(ロイター)
2009年05月18日 12時02分 更新
米General Motors(GM)がひそかに、破産保護申請をした場合に情報交換所として使えるWebサイトのアドレスを取得している。Chryslerも同様のWebアドレスを利用している。
GMは4月初めにgmrestructuring.comおよびgm-restructuring.comというドメインを登録した。
同社は、米政府が設定した6月1日の期限までに債務を再編し、労働組合から譲歩を引き出し、存続可能であることを証明できなければ、破産保護を申請するとしている。
同社は政府から数十億ドルの支援を受けており、破産保護を申請したら、優良資産を新設する事業会社へ迅速に売却するだろうとしている。Chryslerも同様の手続きを取っている。
Chryslerは先月破産保護を申請した。破産裁判所への書類の処理を担当するEpiq Systemsはchryslerrestructuring.comドメインを取得し、裁判所への提出文書や詳細情報を無料で提供するサイトを開設した。
Network Solutionsのドメイン登録情報によると、このほか大型破産案件の情報サイトとして、同じくEpiqが登録したlehman-docket.com やKurtzman Carson Consultantsが登録したdelphidocket.comがある。
GMはgmrestructuring.comおよびgm-restructuring.comに何も情報を掲載していない。
自動車メーカー関連のドメインを他者が取得しているケースもある。gmbankruptcy.comは米ニュージャージー州ハッケンサックのヨン・ジャーマン氏が2005年に取得し、gmfiat.comは先週イタリアに住所を持つ人物が登録した。
再建を期待して、3月にはロサンゼルスの Deutsch Advertising Agencyがgmreborn.comを取得している。
GM、ジャーマン氏、Deutschにコメントを求めたが、連絡が付かなかった。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/18/news040.html