故郷へ帰る難民、待ち受ける現実−復興を支える希望とは何か?
3月中旬、スーダン南部の中央エクアトリア州にあるカジョケジを訪れた。ウガンダとの
国境にある小さな町だ。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、2009年に隣国から
この町に帰還する難民を1年間で7000人と予測していた。しかし、既に今年1月から3月
中旬までの間に5000人を超える人たちが戻って来ており、当初の予測を上回ることは
間違いない。私が訪問した時も、ウガンダからバスで400人以上が到着し、帰還民受け入れ
センターで食事が配布されているさなかだった。翌日にはその全員が受け入れセンターから
出身の村へ向かって出発し、すぐに次のバスの受け入れ準備が始まっていた。
http://www.asahi.com/international/shien/TKY200905150146.html