児童4人 女性救助 JRが感謝状
柴田町のJR東北線で、町立槻木小学校の5年生の児童4人が、警報機が鳴っている
踏切内で倒れた女性を救助した。JR東日本仙台支社は14日、4人に感謝状を贈った。
女性を救助したのは、同小5年の桜井崇史君、山上日菜子さん、山田美沙希さん、曲竹(まがたけ)菜都美さん。
4人が9日午後3時頃、学校に遊びに行く途中に踏切を渡った直後、50〜60歳代とみられる
自転車の女性が転倒し、自転車の下敷きになった。警報機が鳴り出し、遮断機が下り始めたため、
4人は女性を助け起こし、自転車や散乱した荷物を運び出すとともに、非常停止ボタンを押した。
小さく見え始めていた貨物列車は、踏切を通過し60メートル先で停止。
女性は「ありがとう。助かりました」と言って立ち去ったという。踏切は学校から約300メートルにある。
同小の校長室で、西條清和仙台駅長から感謝状を受け取った桜井君は「無我夢中だった。
おばあちゃんが助かって良かった。あんな時は誰でも同じことをするはず」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090515-OYT8T00019.htm