えっ、代打・川上?マウンドには高橋建!
13日(日本時間14日)のメッツ―ブレーブス戦で“びっくり日本人対決”が実現した。延長12回にブ軍の川上憲伸投手(33)
が日本人投手初の代打で出場。高橋建投手(40)と対戦し、空振り三振に倒れた。試合は8―7でブ軍が勝利。12回1死から
ソロ本塁打を被弾した高橋はメジャー初黒星を喫し、日本人通算3000試合登板のメモリアルを飾れなかった。
観客席がどよめいた。延長12回2死一塁。ブ軍の投手ベネットの打順で「ナンバー11、ケンシン・カワカミ」のアナウンスが
流れた。マウンドにはメ軍・高橋。思わぬ形で日本人投手の対決が実現した。
川上「もうびっくりした。最初、冗談かと思った。(対戦は)不思議と言うか…何とも言えない感じ」
中日時代は現役投手最多の通算8本塁打を放ち、今季もすでに3安打をマーク。前回登板の10日フィリーズ戦では安打を
放った後の打席で、ブラッシュボールともとれる内角攻めを受けていた。ベンチ入りの野手を使い切っていたためとはいえ、
コックス監督も「彼は危険な打者だ」と自信を持って送り出した。
しかし代打は日本時代も含めて初体験。7歳年上の高橋と目を合わせるのを避けるように打席へ向かった。初球から
ストライクゾーンの球はすべて振る積極性は見せたが2―1からシュートに空振り三振。再び高橋と目を合わせることなく、
バツが悪そうに足早にダッグアウトに引き返すと、試合後は「僕では打つのは(技術的に)無理ということ」と苦笑した。
カード初戦の11日、試合前に2人は10分ほどグラウンドで談笑。くしくも、打撃の話で盛り上がったという。しかし、高橋も、
メジャーで初めて対戦した“意外な”日本人との勝負を楽しむ余裕はなかった。
高橋「1点を取られた後で、しっかりやろうと思った時に憲伸だった。打撃がいいのは知っている。必死に抑えた」
(略)
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2009/05/15/16.html 依頼293