日本政府、人権団体に敗北 支援金受給の在日日系人 入国禁止12年まで
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009051002000076.html 政府は九日、不況で失業中の日系人が支援金を受給して帰国した場合、定住者
としての再入国を二〇一二年三月までは認めない方針を固めた。再入国の制限を
「当分の間」としていたが、日系人らが「事実上の追放」などと反発していること
を考慮し、期限を明示することにした。週明けに正式決定する。
政府は、日本国内の雇用情勢の悪化を受け、今年三月までに失業した日系ブラジル人
らに帰国を促しており、離職者本人に原則三十万円、扶養家族一人につき二十万円を
それぞれ支給する支援事業を四月にスタートさせた。同時に、支援金目的での一時帰国
などを防ぐため、受給の条件に日系三世までに与えられる「定住者」在留資格による
再入国を当分認めないとした。
問題はブラジル国内でも報道され、同国政府も在日大使館などを通じ、日本側に善処を
申し入れていた。