生き残りたい、生き残りたい・・・  ゲームセンターも値上げの動き広まる

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 イヌノフグリ(新潟県)

ゲームセンター苦境 過当競争、不況直撃 料金値上げの動き

■「客離れ」招く懸念も

ゲームセンター運営会社が、ゲーム料金の値上げに向けた動きを進めている。ゲームセンターの店舗数が増えすぎたため、過当競争に陥っていたところに昨秋以降の世界同時不況が直撃。
タイトーやセガなどゲームセンター運営を手掛けるアミューズメント企業の業績が悪化しているからだ。
生き残りを懸けて値上げに踏み切る構えだが、実施すれば客離れを招く懸念もあり、根本的な立て直し策になるかは不透明だ。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(HD)傘下でゲームセンター運営を手掛けるタイトーは、渋谷店(東京都渋谷区)など首都圏の3店舗で、2月からゲーム料金を試験的に引き上げた。
100円のゲームは120円、200円は240円と、これまで「100円玉ビジネス」と言われていたゲームセンターで10円単位の値上げを行った。
渋谷店のスタッフは「来店客からは不満の声などは聞かない。(値上げは)受け入れられている」という。タイトーでは試験期間の来店者数などを検証した上で、他店舗での値上げを検討する。

大規模ショッピングセンター(SC)などへのゲームセンターの出店が相次いだことで過当競争になっていることに加え、
昨秋以降の世界的な景気悪化でゲームセンターから客足が遠ざかっている。

ただ、大和総研の白石幸毅アナリストは「料金が高くても客を呼べるゲームを提供するなど、根本的な魅力の向上策が必要だ」と指摘する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090506-00000068-san-bus_all