ジェイムズ・ジョイス

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1 シロイヌナズナ(dion軍)

いまの日本とどこか似て… 『ダブリナーズ』 ジェイムズ・ジョイス著、柳瀬尚紀訳

 ここ数年、外国文学の新訳ブームだそうだ。村上春樹の勢力的な活動や、
亀山郁夫訳の『カラマーゾフの兄弟』がベストセラーになるなど、確かに話題に事欠かない。

 本書は新潮文庫に収められた「海外名作新訳コレクション」のなかの一冊。
すでに何通りかの翻訳がある『ダブリン市民』で知られる本書を改題し世に問う意欲作だ。
訳者は同じくジョイスの傑作『フィネガンズ・ウェイク』の名訳で知られる人物だけに、これは期待できる。

 著者が「半身不随」と名付けた当時のダブリン(アイルランドの首都)の停滞の光景を、
連作の短編小説で浮かび上がらせる。野原で見知らぬ少年に向かって独白を続ける男、
娘の恋愛に気を病む下宿屋のおかみ…。すべての登場人物は、あきらめの感情を背負い込み、どこか調子っぱずれだ。

 本編は言葉の音色に配慮し訳されたという。そこから見事に現れたダブリンの姿は、
いまの日本の沈んだ雰囲気とどこか似ていて、面白く読めた。

 (新潮文庫 552円+税)=一色こうき・筆

http://www.gifu-np.co.jp/news/zenkoku/entertainment_culture/books/EN20090504010001471035091A.shtml
2 シュッコン・バーベナ(東京都):2009/05/05(火) 00:11:45.14 ID:/qkCj1XO BE:207497232-2BP(2201)
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3 キンカチャ(コネチカット州):2009/05/05(火) 00:14:11.15 ID:3lLmumdd
ユリシーズの人か
4 ライラック(千葉県):2009/05/05(火) 00:14:57.03 ID:Wa1G+hdj
ああ、連休の残りはユリシーズでも読むか
5 ヤマシャクヤク(dion軍):2009/05/05(火) 00:15:30.08 ID:P8Wcm7gS
ギャディスのJR買ったけど読む気しねえ
6 フイリゲンジスミレ(アラバマ州):2009/05/05(火) 00:16:15.05 ID:4VU8PNKN
7 シナミズキ(コネチカット州):2009/05/05(火) 00:16:31.36 ID:lKQZWpR0
ユリシーズ読むのに5ヶ月かかった
8 ショウジョウバカマ(静岡県):2009/05/05(火) 00:17:58.34 ID:6xSDAbuW
若い芸術家の肖像ってやつはわりと面白かったな
9 ガザニア(catv?):2009/05/05(火) 00:44:25.60 ID:m9i73GNH
フィネガンズ・ウェイクを原語で読んでない奴は文学を語る資格なし
10 シロイヌナズナ(静岡県):2009/05/05(火) 01:16:31.24 ID:7ebzzZh8
ユリシーズを読もうと思った奴は中二病でいいよな?原語で読もうと思った奴は超中二病認定。
11 ユリオプスデージー(神奈川県)
ドストエフスキースレに比べて伸びないなw