有効求人倍率0.77倍、6カ月連続悪化/3月県内
2009/05/02 09:38
香川労働局が1日発表した3月の香川県内有効求人倍率(季節調整値)は0・77倍(全国2位)と、前月に比べ0・07ポイント低下した。
悪化は6カ月連続で、2002年5月以来、6年10カ月ぶりの低水準だった。
正社員の有効求人倍率(原数値)は0・43倍と同0・07ポイント低下し、統計を開始した04年11月以降で最低に落ち込んだ。
公共職業安定所別の有効求人倍率は、丸亀と坂出が1倍を下回り、香川県内全6カ所で1倍以下となった。
塚田滋局長は県内の雇用失業情勢を「厳しい状況にある」として、判断を3カ月ぶりに見直した。
今後の見通しは「企業の生産活動の大幅な回復は見込みにくく、当面厳しさが続くとみられる」と述べた。
新規求人数(原数値)は17カ月連続で減少し、7082人と前年同月比15・1%減。
介護施設から大量の求人があった医療・福祉業が同15・5%増加したほかは、残りの7業種すべてが低下し、
建設業、製造業、情報・通信業のマイナス幅が大きかった。
新規求職者数(同)は同18・8%増の6730人で、7カ月連続の増加となった。
非正規社員の雇い止めの影響により、35歳以上の中高年の新規求職者が大幅に増加した。
常用求職者は15・4%、パート求職者は28・1%それぞれ前年を上回った。
公共職業安定所別の有効求人倍率(同)は高松0・83倍、丸亀0・84倍、坂出0・96倍、
観音寺0・69倍、さぬき0・41倍、土庄0・75倍。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20090502000086