ソフトバンクが4期連続で最高益更新 設備投資を抑えてもネットワーク満足度上昇で死角無し

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http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/45166.html
ソフトバンクは、2008年度連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.7%減の2兆6730億円、
営業利益は10.7%増の3591億円、経常利益は12.7%減の2256億円、当期純利益は60.3%減の
431億円、フリーキャッシュフローは前年のマイナス1642億円から、1815億円となった。
■ 設備投資は縮小
同氏はさらに、移動体通信事業における経営効率化の効果についても言及。「経営を圧迫する短期解約数が大幅に減少している
こと、0円で端末を契約し、そのまま持ち逃げしてしまうことで発生した貸し倒れ費用が各種対策によって、2007年度の306億円
から、2008年度160億円に大幅に減少。これらが2009年度の増益にも貢献する。さらに解約率の改善や、設備投資の強化に
よるネットワーク満足度が向上している。また、1年前に在庫が膨らんだことを猛反省し、在庫を30%も圧縮した。
在庫は323億円となっている。NTTドコモやKDDIは当社よりも年間販売台数が多いため、当然、在庫も大きいが、そのバランスを
比較しても、ソフトバンクの在庫量の少なさが際立つ。純増数23カ月連続ナンバーワンは、無理をして
獲得しているものではないかと言われるが、在庫を減らし、貸し倒れを減らし、経営の質を高めながら達成したもの。
全社営業利益でも、増加率は最も高く、絶対額でもKDDIに肉薄している」とした。
設備投資については、2008年度実績で2590億円と、2765億円の計画を下回ったほか、2009年度は2200億円と縮小。
「これまでは鉄塔を立てるための土地の買収や工事などで費用がかかった。電波の距離が短い2GHzの周波数帯であるため、
5万8000局の基地局を設置したが、それはほぼ完了し、今後はそこにハイテクの機器を設置することになる。ハイテクの部分の
投資は少なくて済むために、全体の投資額が減少する。電波の距離が長い800MHzを利用しているKDDIは2万数1000局で済んだが、
これから鉄塔を立てることになるため、投資がかかるだろう。当社のLTEへの投資は、2〜3年後から始め、
総額で1000億円を超える程度。それほど多くの投資は必要ないだろう。今の設備投資計画の
範囲内でできると考えている」と語った。