総合電子部品大手の京セラ　今期計画は市場予想上回る

京セラ株が続伸、今期計画は市場予想上回る−営業微増益確保見込む

４月28日（ブルームバーグ）：総合電子部品大手の京セラの株 価が、一時前日比2.2％高の7360円と続伸。原価低減や設備投資の
抑制、部品事業の収益改善などから、今期（2010年３月期）の連結営 業利益は前期比微増を確保する見込み。
アナリストによる事前予想を 上回る内容で、業績の安定感を評価する買いが先行した。
同社が27日に発表した決算によると、10年３月期の連結営業利 益（米国会計基準）は前期比1.3％増の440億円の見込み。
為替前提 は１ドル＝92円、１ユーロ＝123円。担当アナリスト12人によるき のう時点の今期営業損益の予想レンジ上限は226億円の黒字だった。
今期の事業別営業利益では、ファインセラミック部品関連事業が 収益均衡へ改善するほか、電子デバイス関連事業も黒字への浮上を計 画。
この結果、部品事業合計の営業利益は前期比25％減の240億円 を確保する見込み。さらに機器事業合計では、前期の42億1600万円 の赤字から今期は50億円の黒字転換を予定している。
ＵＢＳ証券の後藤文秀アナリストは、決算後の株価は「コンセン サスが低いことから、ポジティブ反応となる可能性」があるとの認識 を示した。
ただ、セグメント別に見ると、「携帯電話の想定はかなり 楽観的。情報機器や太陽電池なども足元環境を考えると、リスクを感 じる」とし、過剰反応は避けたいとも見ていた。

いらね

半導体業界が壊滅の危機だというのに

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