元ホワイトハウスのシェフがレストラン開店、低価格で提供
ミネソタ州ミネアポリス(CNN) クリントン元米大統領時代、
ホワイトハウスの料理人として活躍したデイビッド・マックファーレーンさんがこのほど、
ミネソタ州ミネアポリスの郊外にレストランを開店した。不況の波が押し寄せる中の決断で、
クリントン元大統領も好きだったメニューも含め、低価格で食事を提供していきたいと意気込んでいる。
マックファーレーンさんはスコットランド・グラスゴー生まれで、10代の初めに家族と一緒に米国に移住。
料理に目覚め、高校卒業後に米海軍に入り、シェフとして働いた。
1992年にクリントン政権が誕生した際、ホワイトハウスの料理人に抜擢され、
クリントン元大統領の希望に応える料理を出してきたという。
その後、各地のレストランなどで働いたが、職を失ったことをきっかけに、自分の店を開くことを決めた。
妻クリスティーナさんと食べ歩き、メニューや価格を徹底に調査。その結果、
人々は不況下にあっても外食をしており、豪華で見た目だけの料理でもなく、
ホワイトハウスでのディナーのようなものでもない食事が、望まれていると確信したという。
店名は、フランス語でスコットランドを意味する「L'Ecosse」に決定。出身地英国の名物料理、ミ
ートパイやフィッシュ・アンド・チップスなどもメニューに載せた。
また、クリントン元大統領が好きだったというナチョス・アンド・サルサやツナサンド、
ホットミルクにクッキーなども提供する。
マックファーレーンさんによれば、クリントン元大統領は「心地よい食べ物」が好きで、
執務室から昼食のメニューとして、ツナサンドを持ってきてくれと頼まれたことも多かったという。
価格は朝食、ランチともに、どのメニューも10ドル以下に抑えた。アルコール提供の許可が下りれば、
ディナー・メニューの品も増やす予定だ。
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200904170010.html