愛知の食品通販会社が不正DM 3年間で196万通
愛知県安城市の食品通販会社「味とこころ」が昨年8月までの約3年間、障害者団体向けの
郵便料金割引制度を不正利用して約196万通のダイレクトメール(DM)を格安で発送していたことが21日、同社などへの取材で分かった。
正規料金との差額は6千数百万円とみられる。同社は「社会福祉に貢献しているという認識だった。不正とは思わなかった」としている。
同社は福岡市の印刷会社「アド印刷」から、障害者団体向けの低料第3種郵便物制度の利用を紹介され、
2005年10月から昨年8月まで、大阪府吹田市の福祉団体が発行する新聞と食品の通信販売のDMを同封、
約196万通を発送した。1通当たりの発送料金は、通常の約60円より30数円安かった。
アド印刷は、大阪地検特捜部に社長らが再逮捕された大阪市の広告代理店「新生企業」(現・伸正)から制度利用を提案されたと話している。
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042101000812.html