☆エモやんの主張は、もっともだ
2009年04月21日
道新スポーツの人気コーナーに「なるべく週刊エモト!」があります。だいたいナイターがない次の日の火曜日に載ることが多いのですが、筆者(ネた元)は、毒舌で知られる元阪神の江本孟紀氏。きょうも面白く読ませてもらいました。
「スポーツ現場の軽薄化に警鐘」というタイトルで、たとえば野球なら、試合に関係ない「パフォーマンス」は必要がない、という論調です。
野球に限ったことではありません。ヒーローインタビューで「次の試合も応援よろしくお願いします」というフレーズも、どうも気に入りません。僕も常々、感じていました、そんなにいい子になる必要は、ないよなあ、と。
テレビとテレビカメラが、選手とファンの間を縮めたのは、間違いありません。人気番組「スポルト」は、一流選手、世界的な選手でも、素顔は僕たちと変わらない。恋もするし、ドジもするわい−と思わせることでどんなスポーツでも
大衆のものにしている。それはそれで、大きな成果だと思います。
ただ、勘違いしてはいけないのは、彼ら、彼女らは厳しいトレーニングと、精神力でトップに上り詰めた人だということ。インターネットの発達で、選手の肉声まで、すぐにだれでもアクセスできるようになったため、ついつい、
自分の隣にいる人のように思えてしまうのです。でも彼らは特別です。少しでもスポーツをかじったことのある人なら、その高みに行き着くまでに、どれほどの努力と苦労、そして幸運がなくては、行き着けないか、よくわかるはずです。
http://blog.hokkaido-np.co.jp/kuroshin/archives/2009/04/post_193.html