IMF「韓国の成長率、来年は1.5%前後」 マイナスまで落ち込む事はない見通し

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1 フクシア(福岡県)

韓国の成長率、来年は1.5%前後=IMF

 国際通貨基金(IMF)が来年についても韓国の経済成長率予測値を
当初の4.2%から1.5%前後へと大幅に下方修正する見通しであることが20 日までに分かった。
今年2月の予想時よりも2.7ポイント引き下げることになる。IMFは22日に修正値を正式に発表する予定だ。

 IMFが韓国の経済成長率予測値を引き下げたのは、輸出への依存度が高すぎるためだ。
世界経済の低迷が長期化すれば、対外依存度が高い韓国経済の回復ペースもダウンは避けられない。

 IMFの経済成長率予測値は、
企画財政部、韓国銀行など韓国の政府機関が示した予測値(3.5〜4.0%)と大きな差がある。I
MFの予測値は韓国の経済シンクタンクが予測値を算定する上で重要な基準となるため、
今後国内でも予測値を下方修正する動きが出そうだ。

  IMFの当初予測通りならば、韓国経済の成長率はマイナス4.0%落ち込んだ後、来年には
プラス4.2%へとV字型の回復を示すはずだった。しかし、 IMFの予測が1.5%前後に下方修正されれば、
V字型ではなく、景気回復が緩やかな「U字型」や最悪の場合には「L字型」の長期低迷局面に入る可能性も否定できない。

◆企画財政部長官も楽観警戒

 尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官は同日放送されたCNNテレビとのインタビューで、
韓国の景気見通しについて、「ポジティブな要素とネガティブな要素が共存している現在の状況を楽観するのはまだ早い。
世界経済が今年末または来年初めに底を打つという意見が通説だ。
韓国経済は対外依存度が非常に高いため、一連の傾向を避けるのは困難だと思う」と述べた。

 一方、経済協力開発機構(OECD)は最近、韓国の2月の景気進行指数が94.5ポイントとなり、
1月(92.9ポイント)より1.6ポイント上昇したと分析した。これはOECD加盟29カ国で最大の上昇幅だ。
この分析が正しければ、韓国経済は OECD加盟国で最も早く回復し、数カ月後には回復局面に入ることになる。

http://news.livedoor.com/article/detail/4119358/