<女子サッカー>「替え玉の術」?世界大会優勝の中学チーム、ジュニア代表が不正出場か―中国
2009年4月16日、国際学校スポーツ連盟(ISF)が主催する「World Schools Championship」サッカー大会で、
中国女子代表として出場した重慶市大坪中学が優勝したが、このチームのメンバーとして、
在校生以外に中国ジュニアユース代表選手を投入していたことが発覚し、問題となりそうだ。体壇週報の報道。
今月5〜13日、トルコのアンタルヤでISF主催の第21回サッカー世界選手権が行われた。
12日に行われた女子決勝戦で、中国代表として唯一参戦した重慶市大坪中学がドイツ代表を8対6で破り見事優勝したが、
この優勝選手らの「ほんとうの身分」に疑惑の目が向けられている。
関係筋からは、「選手らのほとんどは中国ジュニアユース代表チームのメンバー。在校生は2人しかいない」との情報が伝えられている。
大坪中学の張健林(ジャン・ジエンリン)校長は一貫して「われわれのチームは全員、在校生である」と主張しているが、
同校は14日以来、メディア取材を一切拒否している。
また、重慶市体育局の関係者は「大坪中学の一連の行為について、体育局とは一切関係ない。
われわれは反対したのだが、彼らは聞く耳を持たなかった」と、まるで“選手差し替え”の事実を認める発言をした。
一部情報では、重慶市の関連機関や指導者層がこの差し替えの事実を知ったのは大会直前だった。
以後、地元メディアに対し、大会関連の報道を差し控えるよう指示していたという。
替え玉が行われた背景は、大坪中学が昨年の全国大会で6位の成績にとどまったことにある。
国際大会出場にふさわしい実力とは言えない彼らだが、このほどの大会出場は自費負担が義務づけられているため、
上位5校が辞退し、彼らにお鉢が回ってきたのだという。そこで同校はジュニアユース代表チームに「替え玉」参戦を依頼。
国際大会に出場する機会に乏しい代表チームはこれを快諾した、と推測されている。
現在、中学生体育協会が事実関係の確認に乗り出している。(翻訳・編集/愛玉)
http://www.recordchina.co.jp/group/g30564.html