インドの下院(定数545)選挙の第1回投票が16日、ウッタルプラデシュ州やケララ州など15の州と
2カ所の政府直轄地で始まった。選挙のボイコットを呼びかけている極左武装組織、インド共産党毛沢東主義派
のメンバーらがジャルカンド州、ビハール州などの投票所や治安当局を襲撃、17人が死亡した。
総選挙は小選挙区制で行われ、有権者総数は約7億1000万人と世界最大。国土が広大で治安要員などを
確保する必要があるため、投票は16日から5月13日までの間に5回に分けて実施、5月16日に一斉開票される。
124議席を選ぶ第1回投票は、約18万カ所の投票所に設置された約31万台の電子投票機で行われた。約90万人
が選挙監視のために動員されたという。
現地からの報道によると、ジャルカンド州では武装グループの襲撃を受けて兵士6人が死亡。チャッティスガル州など
では投票所が襲われ、放火された。選挙管理委員会は、これらの州で投票終了時間を2時間繰り上げ、午後3時までとした。
選挙情勢は、シン連立政権を支える最大与党の国民会議派が、最大野党のインド人民党(BJP)をわずかにリード。だが、
この2大政党のいずれも単独過半数を確保するのは難しいとみられ、インド最大の州であるウッタルプラデシュ州を地盤とする
地方政党、大衆社会党(BSP)などが台風の目になりそうだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090416/asi0904162019003-n1.htm 依頼
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