中国自動車市場の回復傾向が鮮明になってきた。中国汽車工業協会が9日発表した
3月の新車販売台数は前年同月比5%増の110万9800台と、単月ベースで過去最高を記録した。
中国政府が打ち出した小型車減税など消費刺激策が奏功、2カ月連続で前年同月を上回った。
2009年第1四半期(1―3月)の販売台数は前年同期比4%増の267万8800台となり、米国を抜いて世界首位に立った。
販売台数は3カ月連続で米を上回った。3月は米より約25万台多く、1月以降、
徐々にその差を広げている。中国が年間で初めて、世界最大の自動車市場に浮上するのは確実な情勢だ。
1月下旬から排気量1600cc以下の自動車の取得税を5%に半減したことで、
3月はこのクラスの販売が急増。「伸び率は5%にとどまったものの、
08年3月はこれまでの単月ベースの最高記録だった。
好調な数字で政府の消費刺激策は確実に効果を発揮している」(汽車工業協会)。
3月の生産台数も前年同月比6%増の109万5400台と過去最高だった
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090409AT2M0902L09042009.html