「睡眠薬捨てた」 混入の医師、証拠隠滅か
4月9日15時34分配信 産経新聞
後輩の女子大学院生(32)の茶に睡眠薬を混入して意識を失わせたとして、傷害容疑で逮捕された京都大学付属病院の眼科医、佐々原学容疑者(31)が、
京都府警川端署の調べに対し「(事件のあった)3月27日以降に睡眠薬を捨てた」と供述していることが9日、分かった。同署は、佐々原容疑者が証拠隠滅を図ったとみている。
同署や京大病院によると、被害者の女性は3月27日夜、病院内の研究室の机に置いてあった缶入りの茶を飲んだ際、味がおかしいと感じ、ほかの医師らと一緒に調べると、
缶の底に白い粉が沈んでいるのを発見。女性は飲料メーカーに連絡して調査を依頼。4月に入って睡眠薬であることが判明し、同署に相談した。
佐々原容疑者は2月中旬に同僚のIDとパスワードを使って勝手に処方箋(せん)を作り、睡眠薬を入手。錠剤をすりつぶして混入したが、3月27日の騒ぎの後、持っていた残りの睡眠薬を捨てたという。
同病院によると、佐々原容疑者は逮捕前の病院の事情聴取に対し、当初は混入を否定していたが、8日になって「私がやりました。なぜこんなことをしたのか自分でも分からない」と認め、同署に出頭したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090409-00000109-san-soci