ウイスキー偽造防止用の装置、特許もむなしく…
偽物が作られることは絶対にない、という広告まで出していたウイスキーがまたも偽造された。
大邱東部警察署は2日、偽ウイスキーを数百箱分作って販売していた疑いで、キム容疑者(43)ら
製造者二人に対する逮捕状を請求するとともに、逃走した販売者4人を指名手配した。
キム容疑者らは先月初めから最近まで、慶尚北道星州郡の山中にコンテナを置き、ここでエタ
ノールや香料などを混ぜ、偽ウイスキーを約960本(正規の製品の時価5000万ウォン〈約372万円〉
相当)製造し、韓国の有名なウイスキーのラベルを貼って流通させていた疑いが持たれている。
警察によると、キム容疑者らは、ウイスキーの偽造を防ぐため、酒造会社が特許まで取得して開
発した瓶のふたも偽造し、偽ウイスキーを作っていたという。
警察の関係者は「ある酒造会社が開発した偽造防止用の装置は、ビンのふたの中に取り付けた
プラスチック製の重りが、ふたを開けるとビンの中に落ち、新品であることを確認できるようにしたも
のだ。だが、キム容疑者らはビンの中に落ちた重りを再びふたに取り付けることができる装置を作り、
空きビンに自分たちが作った偽ウイスキーを入れ、ふたに重りを取り付けていた。偽造されたふた
は本物と区別できないほど精巧に作られていた」と話している。
http://www.chosunonline.com/news/20090403000047