榮倉奈々、乳がん検診の旅…沖縄から出発
女優の榮倉奈々(21)が30日、沖縄・豊見城(とみしろ)市の豊崎海浜公園で主演映画「余命1ヶ月の花嫁」
(5月9日公開、廣木隆一監督)の乳がん検診全国キャラバンの出発式に臨んだ。
若年性乳がんで亡くなった長島千恵さんの物語。千恵さんが訴えた「早期発見」の遺志を継ぎ、
検診車が北海道まで29か所を巡る。千恵さんを演じた榮倉は「自分や大切な人のために、
健康でいることの大切さに気付いてほしい」と呼びかけた。
乳がん検診車「千恵さん号」の出発式と安全祈願が始まる直前、真っ青な空を雨雲が覆った。
降り出した雨は式の終了と同時にピタリとやんだ。「千恵さんのうれし涙かもしれませんね。
温かく見守って下さい、一緒に全国を回りましょう、と千恵さんに報告したい」榮倉が笑みをこぼした。
今作は2007年5月6日に24歳の若さで亡くなった千恵さんと、千恵さんを献身的に支えたパートナーの
赤須太郎さん(31)の物語。千恵さんの病床にあった桜の模様のパンダのぬいぐるみにちなみ、
全国キャラバンは「さくらパンダ前線キャンペーン」と名付けられた。千恵さんが命がけで訴えた
「早期発見」と「生きていることの素晴らしさ」を伝えるため、検診車は桜前線とともに約2か月かけ札幌市まで北上。
全国29か所を巡り20〜30代の女性2900人が受診予定だ。
那覇市内の会場では応募1000人から抽選で100人が受診。昨年2月から検診車と全国を回り、
今回のキャラバンの運営にかかわる太郎さんも駆け付けた。榮倉は「太郎さんら遺族のみなさんの
気持ちが集まった活動だから共感される。応募者1000人と聞いて千恵さんのメッセージがしっかり
伝わっていると実感しました」。千恵さんを紹介する会場のパネルを見て「キャラバンが始まったうれしさと、
千恵さんが近くにいるような気がして…」と涙を流した。榮倉のキャラバン参加は沖縄だけの予定だが、
映画の全国キャンペーンでメッセージを訴えるつもりだ。
後略
http://news.livedoor.com/article/detail/4086778/