英銀前トップに23億円の年金、英国版AIG問題に発展か
実質国有化された英銀大手ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(RBS)のグッドウィン前最高経営責任者(CEO)(50)が、
年間約70万ポンド(約9800万円)にのぼる年金を受け取ることが分かり、批判が高まっている。
年金総額は1690万ポンド(約23億円)にのぼる見通しだ。巨額の公的資金で救済された後、幹部への高額ボーナスが問題と
なっている米保険大手AIGの英国版に発展している。
英政府は年金返上を再三要請しているが、前CEO側は契約があることを理由に拒否。政府側は法的措置も辞さない構えで交渉を続けている。
だが、2008年秋には英政府が事実を把握していたことが明らかになり、政府にも批判の矛先が向き始めた。
前CEOは08年10月に公的資金注入の責任を取って辞任した。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090324-OYT1T00483.htm?from=navr