イチロー青空教室…学生相手に30分
WBC日本代表は20日(日本時間21日)、準決勝・米国戦へ向けロサンゼルスのドジャー
スタジアムで練習した。
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カリフォルニアの太陽を浴びながら、イチローが約30分間の青空教室だ。打撃練習後、右
翼の守備に就くと、学生の素朴な問いに反応した。
ボランティアで練習を手伝ったエル・カミノ短大2年のアンソニー・モクテズマ君が「ピッチャ
ーと対戦する時は、打席ではどんなアプローチで臨んでいるのですか?」と質問。イチロー
は「ボールは目で見るものではないんだよ。体で感じるものなんだよ」と通訳を介さず答えた。
「だから、その球が高めのボールだったとしてもヒットにできると体が感じれば打って出るん
だ。そう感じなければバットは出さない」。股(こ)関節と肩甲骨の動きを重視したストレッチを実
演。履いていたスパイクを2度も脱いで手に持たせ、性能や軽さも教える大サービスだった。
フリー打撃では36スイング中、サク越えは2本。故意のファウルを3本も打つ余裕を見せた。
準決勝の米国先発はオズワルト。対戦成績は7打数4安打、打率・571、打点1。悪いイメー
ジはないはずだ。練習後は「お疲れさまでした」とだけ。若者の言葉に耳を傾けた時間が、い
い気分転換になったに違いない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090322-00000000-dal-spo