「ガリレオ」など人気ドラマや映画の音楽を多数手掛ける高根沢町出身の作曲家、菅野祐悟のコンサートが二十二日午後二時から、同町石末の町民ホールで開かれる。
都内でのコンサート経験はあるが、地元への凱旋公演は初めて。菅野は「高根沢は作曲家への道を決定付けた故郷なので、とても楽しみ」と張り切っている。
菅野は一九七七年生まれ。四歳でピアノを習い始め、中学生までを埼玉県川越市で過ごした。その後同町に移り住み、宇都宮短期大付属高を経て東京音大作曲科で学んだ。
小学生の時から作曲家を志していたが、その夢が具体的になったのが高校時代。友人の紹介で県内のジャズピアノ指導者に師事、ジャズや映画音楽などに親しむようになった。
「いろいろな音楽を聴く中で視野が広がり、自分にとって転機になった」
大学在学中からアニメやCMの音楽を作り、二〇〇四年にフジテレビのドラマ「ラストクリスマス」を史上最年少で担当。以後「ガリレオ」や「容疑者Xの献身」といった有名ドラマ・映画などを手掛けている。
これまで作曲した楽曲は二千曲にも上り、サウンドトラックのCDも二十枚以上リリース。「曲を聴いた時に、そのドラマや映画を思い浮かべてもらえるのが理想」と話す。
凱旋コンサートでは指揮とピアノを担当し、約二十五人のオーケストラと共演。よく知られたドラマや映画の楽曲を中心に演奏するほか、いろいろな企画も考えているという。
料金は指定席が二千円、自由席は一般千五百円、高校生以下千円。(問)高根沢町生涯学習課電話028・675・3175。
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