武部元幹事長、麻生首相退陣せねば「重大な決意」 離党の可能性を示唆
自民党の武部勤元幹事長は13日朝、都内で開かれた同党の佐藤ゆかり衆院議員の
政治資金パーティーで、次期衆院選について「新しい総裁を選び、新しい政権構想を掲げ、
新しい自民党に作り替えるのが正しい道だ。それができなければ重大な決意をせざるをえない。
われわれ個人や党よりも、国家国民を第一に考えていかなければならない」と述べた。
衆院選前に麻生太郎首相が退陣しなければ、離党や新党結成を含め検討する考えを示したものだ。
また、武部氏は「麻生さんはリリーフピッチャー。総選挙は(新しい試合として)1回表から始まる」と述べ、
衆院選前の党総裁選で新しい首相(総裁)を選び、衆院選に臨むべきだとの認識を示した。
平成21年度補正予算案については、麻生首相の下で成立を期すべきだとの考えも示した。
武部氏はパーティー後、「重大な決意」との自らの発言について「私は離党なんて毛頭考えていない。
重大な決意とは、新しい自民党を作る決意だ」と説明し、トーンダウンした。国会内で記者団に語った。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090313/stt0903131052002-n1.htm