豚のふん尿9トンまく 容疑の畜産業者逮捕「経費削減目的」
2009.3.11 17:17
経営する養豚場から出た豚のふん尿約9トンなどを農場敷地内に不法投棄したとして、
宮城県警石巻署は11日、廃棄物処理法違反の疑いで、同県登米市米山町中津山三方江、
畜産業、久保勇容疑者(52)ら2人を逮捕した。
同署の調べに対し、久保容疑者らは「経費削減のためにやった」と供述しているという。
同署の調べによると、久保容疑者らは昨年10月下旬から11月12日にかけて、
石巻市内にある養豚場で出た豚のふん尿約9トンをバキュームカーでまき散らしたり、
豚約35頭の死骸(しがい)を埋めるなどして敷地内に投棄した疑い。
同署によると、養豚場では約800頭の豚を飼育。
昨年9月末に近くの住民から「ふん尿を垂れ流している」との通報があり、同署が調べていた。