カストロ元議長「あそこでバントとかどう見ても失敗。原は何考えてる。中島は疑いようのないイイ選手」

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1 すずめちゃん(catv?)

キューバの通信社プレンサ・ラティーナは10日、同国のフィデル・カストロ元議長の声明を報じた。
声明は以下の通り (訳:神奈川県町田市民φ ★)。

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私は国営放送のWBC中継をつぶさに追い続けている。今朝はキューバの2大ライバルである日本と韓国の
試合が中継されていて、結果は韓国が1−0で勝利。日本はチャンスが2度しかなかった。
とても危険な選手で、また日本の象徴ともいえるイチローだが、この日は3打席凡退の後にヒットを打った。
すると日本の監督 (原辰徳) は2番打者 (中島裕之)――彼は疑いようのないほど素晴らしい選手だ――に
バントを命じる。これでアウトカウントは2に増えた。
我が国のファンは野球をよく知っている。彼らならここでバントを命じた作戦はどう考えても失敗だったと
思うだろう。

日本の選手は優秀だ。我々は、この素晴らしい技術を持ったチームをキューバ代表が打ち負かして、そして
WBCで優勝することを望む。ただ、昨日の南アフリカ戦を観る限りでは、キューバには緩慢なプレイが目立つ
ので、望みどおりにはいかないかもしれない。エクトル・オリベラとエドゥアルド・パレは牽制で刺されたし、
ミチェル・エンリケスはヒットを打ったのに暴走して二塁でアウトになった。これはコーチの指示に焦らされた、
といったところだろう。大会記録の6本塁打――うち2本はフレデリク・セペダが打った――があったんだから、
こんなミスさえなければ7回コールドで試合は終わっていたはず。そうすればキューバ代表はその名声を
さらに高めていただろう。

私がこうして批判するのは、ミスを犯したのが気品高く自信に満ち溢れる卓越したアスリート3人だったからだ。
彼らは国家を代表して大会に出場しているのだから、私はこれからも尊敬の念を持ちつつも率直に意見を
表明しなければならない。
                                              フィデル・カストロ・ルス


ソース:Fidel Castro: A Fair and Constructive Criticism
http://www.plenglish.com/Article.asp?ID=%7B66B52998-E01E-4DEF-A270-F37827B01CF2%7D&language=EN