千里浜、一層狭く 進入規制、今年度18回 焼き貝販売、護岸の上に
千里浜なぎさドライブウェイの浸食が止まらず、宝達志水町の焼き貝売店は数年前から波を避けて砂浜の上に移動し、
店を開いている。今年度の進入規制も九日までに十八回と例年の同時期に比べて最多となっている。
同町敷浪で十九日から今季六店が営業する焼き貝売店は五年ほど前まで、砂浜に建っていた。しかし、海が少し荒れる
たびに店まで波が押し寄せ、営業できないことから、砂浜の上に設けられた小規模なコンクリート製護岸まで移動した。
店が波に洗われることはなくなったが、ドライバーから目立ちにくく、立ち寄った客の車が柔らかい砂に車輪を取られて
脱出できなくなり、後ろから押すこともあるという。
高波などによる同ドライブウェイの進入規制は今年度すでに十八回、延べ七十六日を数える。県羽咋土木事務所が規制を始
めた二〇〇三(平成十五)年度以降、最多は〇五年度の延べ六十七日間だったが、今年度は年度途中で最多日数を超えている。
砂浜の浸食でコンクリート製護岸の上に移動した焼き貝売店=宝達志水町内
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