貸金業法改正で無担保ローン撤退 トヨタファイナンス
トヨタ自動車グループの金融会社、トヨタファイナンス(名古屋市)は9日、5月にクレジットカードによる
キャッシングとローンの事業(個人向け無担保ローン)から撤退すると発表した。
貸金業法の改正で今後、審査強化が義務付けられるため、コストに見合わないと判断した。
トヨタファイナンスは、クレジットカード発行と自動車ローンを主力事業としている。カードの取扱高は
2008年3月期が約1兆6000億円で業界8位。無担保ローンはカード会社の大きな収益源となっており、
大手が撤退するのは珍しい。
トヨタファイナンスによると、無担保ローンは売上高の約25%を占める。同社は今後、主力の自動車ローンや
無担保ローン以外のカード事業に力を入れる方針。
5月以降に発行するカードにはキャッシングとローンの機能を付けず、既存会員についても借入残高がない
場合は借り入れができなくする。ローンなどを現在利用中の会員には個別に対応するという。
2009/03/09 19:19 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009030901000627.html