西松建設が、二階経済産業大臣の派閥のパーティー券を法律の限度額を超えて購入していたことが
分かりました。東京地検特捜部は、近く二階大臣側の関係者に事情を聴くことにしています。
西松建設は2つのダミー団体を使って、2006年までの3年間に二階派のパーティー券を800万円以上
購入していました。政治資金規正法は、1回のパーティーで1つの企業が買えるパーティー券は150万円
までと定めていますが、2006年に名古屋市内で行われたパーティーで、西松の2つのダミー団体は合わ
せて180万円分の券を購入していました。ダミー団体に購入額を分散させて問題の発覚を防ぐ狙いが
あったとみられます。
また、関係者によると、西松建設は、二階大臣側に年間数百万円の現金を提供していた疑いもあるという
ことです。
大臣との関係について、西松の元幹部は「大臣が和歌山県議だった30年ほど前からの親密な付き合い
で、特に前社長の国沢幹夫容疑者(70)は大学が同窓で親しく、2人で会うこともあった」と証言しています。
小沢代表側の事件の捜査を進めている特捜部は、近く二階大臣の関係者からもパーティー券購入の
経緯などについて参考人として事情を聴く方針です。
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index5.html?now=20090309120516