ν速見てるめくらの奴あつまれ〜。カメラを目の代わりにできるらしいぞ

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 すずめちゃん(アラバマ州)

 30年前に視力を失った男性、ロンさん(73)は、7ヶ月前にある実験的な手術を受け
ました。その手術の結果、現在彼は道の上の白線をたどることができるほどの視力
を得ました。

 その実験的な手術とは、生物工学に基づいて作られたカメラ『アルゴスII』が撮影し
た映像を受け取るための受信機を目に埋め込むというもの。映像を受け取った受信
機は、電極を刺激して視神経に明暗パターンの映像を送ります。

 この手術により、患者は意味のある映像を得ることができると言われています。こ
れまでに、世界中で18人の患者がこの手術を受けています。

 「30年間、私は何も見えない生活を送ってきました。それは、暗闇の世界でした。し
かし今、私は再び光を取り戻しています。それは本当に素晴らしいものです。私は白
い靴下と、グレーの靴下と、黒い靴下をきちんと整頓することができます。最近の目
標は、よく晴れた日の夕方に外に出かけ、月を見ることです」と、ロンさんは語ります。

 ロンさんの目が視力を取り戻してからというもの、妻のトレイシーさんはまず洗濯
機の使い方を教えました。これをクリアできれば、今度はアイロンの使い方を教える
予定だそうです。

 網膜外科医のリンドン・ダ・クラウズ博士によれば、『アルゴスII』による一連の装置
は6ヶ月以上も安定して動作しているため、さらなる研究が続けられていくだろうとの
ことです。

 近い将来、失った視力を取り戻せる世界がやって来るのかもしれません。

http://digimaga.net/2009/03/bionic-eye-gives-blind-man-sight.html