【依頼28】
【北京28日共同】中国の温家宝首相は28日「(発電量など)一部の重要な経済指標は、中国経済が好転を
始めていることを示している」と述べ、中国経済が底打ちし始めたとの認識を示した。インターネットを通じた
市民との対話で述べた。
温首相は「発電量を非常に重視している」とした上で、全国の発電量が2月中旬に前年同期比で15%増加したことを
明らかにした。輸出企業が苦境に陥っている広東省など南部も10%増えたという。
中国の経済指標は信頼性への疑問がたびたび指摘されるが、発電量は比較的信頼できる数字とされる。
発電量は昨年末にかけ工業生産の落ち込みで急減していた。
温首相は、1月の新規銀行融資が前年同月の約2倍の1兆6200億元(約23兆円)に急増し、
消費金額も伸びたと指摘。「政府の措置が効果を示し始めた」と語った。
中国では、厳しい雇用情勢などを背景に、景気に悲観的な見方がある一方、一部の経済指標の改善で
専門家から「2008年10−12月期に底打ちした」との声も出ている。
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009022801000716.html