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496 すずめちゃん(関東地方)
米倉さん「魔法の杖のひと振りで、大部分はなくなるのだから静かに待っていればよろしい」


法科大学院を巡っては、様々な提言がある。

 民法、特に担保法の権威として知られる東京大学の米倉明名誉教授は、2005年から法科大学院の在り方について、専門誌「戸籍時報」(日本加除出版)に毎月、寄稿を続けている。
07年には「法科大学院雑記帳―教壇から見た日本ロースクール」(同)という名前で一部を一冊にまとめた。東京大法学部、早稲田大法学部と法科大学院を経て、現在、愛知学院大学法科大学院で教べんをとる。

 最新の寄稿(戸籍時報2月号)では、法科大学院修了と同等の資格を与える「予備試験」(11年導入予定)に所得制限を設けないと、一般学生が広く利用すると指摘。
「予備試験という魔法の杖(つえ)のひと振りで、大部分の法科大学院はなくなるのだから、統・廃合など試みず、静かに待っていればよろしい」と皮肉たっぷりだ。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20090228-OYT8T00304.htm