【依頼533】
撮影進む映画「おあん物語」 関ケ原合戦後の大垣城が舞台
関ケ原合戦後の大垣城を舞台にした市民映画「大垣城おあん物語」の撮影が、大垣市内などで行われた。
同市の特定非営利活動法人(NPO法人)「大垣映像プロジェクト」(子安一徳理事長)を中心に、
市民らが役者や制作スタッフとして参加。3月8日に同市総合福祉会館で公開される。
大垣映像プロジェクトは、2004年度に県の助成を受けて以来、毎年地元に残る歴史伝承をテーマに
した映画を制作している。
今回は「大垣城物語」「四十七人目の男」に続く大垣城3部作の最後の作品になるという。
映画は大垣城に籠城(ろうじょう)していた西軍の武将・山田去暦と家族の脱出劇を、後に去暦の娘・
おあんが語るという筋立て。
敵軍の目を逃れ、堀に浮かべたたらいに乗って城を脱出したというエピソードで知られる。
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20090225/CK2009022502000019.html 脚本は監督の早川弘一さん(69)が担当。大垣城鉄砲隊の6人を含む市民約20人が出演し、衣装、
小道具づくりなどにも市民らが協力した。
撮影は昨年11月ごろから市内や垂井町、関ケ原町などで始まり、今月8日には堀に見立てた水門川で
たらいに乗る脱出シーンなどを撮影した。
映画は約20分の短編。早川さんは「若者にぜひ見てほしい」と話している。
作品は3月8日午後1時半から開かれる「映画と音楽フェスティバル」で、岐阜市出身のシャンソン歌手
遠藤伸子さんのコンサートに続いて上映される。資料代の500円が必要