【北國新聞】「韓国は、加害者の立場にあることを理解し、海洋投棄の中止を」…来月開催、日韓「漂着ごみ」協議に向けて[01/20]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1232461282/ 日本海沿岸に大量に流れ着くごみの削減策を話し合う日韓の実務者協議が来月からスタートする。
いや応なしに押し寄せる漂着ごみは、長い海岸線を持つ石川県や富山県にとっても、頭の痛い問題だ。
北國新聞社の自然環境調査団による調査でも能登沖に浮かぶ舳倉島と七ツ島で大量の漂着ごみが見つかって
いる。二国間協議を通じて、韓国政府に海洋投棄の縮小・中止を強く働き掛けてもらいたい。
環境省の調査によると、日本海側に漂着するごみは、流木のほか、容器のふたや食品トレー、たばこといった
生活系のごみ、ロープや浮きなどの漁業系のごみが目立つ。財団法人「環日本海環境協力センター」(富山市)
の試算では、漂着ごみは年間約十五万トンに達している。
昨年は日本海沿岸にハングルが記された大量のポリタンクが漂着した。環境省の調査では、日本海沿岸に約四
万三千個のポリ容器が漂着し、このうち約一万八千個にハングル表記があった。日本の排他的経済水域(EEZ)
では、韓国の密漁船が投棄した網やバイカゴが大量に見つかっており、韓国が発生源のごみは相当量に上ると
みられる。
これらの漂着ごみは景観を悪化させ、処理費は自治体の負担になる。石川県や富山県の海岸線からは、酸性の
液体が入ったポリ容器や使用済みの大量の注射器なども見つかっており、沿岸住民に健康被害の懸念もある。
韓国は日本海の海上二カ所にごみの投棄区域を設けており、昨年は約六百万トンを投棄した。環境保全に厳しい
目が向けられている時代に、海にごみを捨てる行為は許されない。むしろ日韓が歩調を合わせ、中国に対して
大気汚染や海洋汚染対策の強化を要求していく方向に進まねば、東アジアの自然環境は悪化するばかりである。
韓国は日本以上に中国の大気汚染の影響を受け、毎年数千億円規模の損害を受けているという。
だが、海洋ごみに関しては、自分たちが加害者の立場にあることを理解し、海洋投棄を速やかに中止してほしい。