人手不足の福祉・介護分野への就職を促す「福祉のしごと合同面談会」(県、県社会福祉協議会主催)が二十二日、
宇都宮市若草一丁目のとちぎ福祉プラザで開かれ、製造業などの雇用情勢の悪化を反映して、
昨年の面談会の三倍を超す百四十五人の求職者が来場した。
今年の面談会は緊急雇用対策の一環として開催。例年来場者は女性が多いが、この日は約六割が男性で二十−四十代が目立った。
三月で精密機器メーカーとの契約が切れる宇都宮市の期間従業員男性(36)は「母親を介護した経験もあるので」と、
福祉への転職を検討。施設の担当者に「資格がなくても就職は可能か」などと質問していた。
求人側は県内全域の高齢者・障害者施設、計三十八事業所が参加。
老健施設を運営する小山市の医療法人の当者は「意欲がある人なら、就職後の資格取得を全面的に支援する」と話していた。
県社協の大根田良子福祉人材・研修センター所長は「賃金面や資格の有無で求職者と施設側の条件が合わないこともあると思う。
一人一人丁寧に対応していきたい」と話している。
同センターは就職相談と福祉施設での一日職場体験も随時、受け付けている。問い合わせは電話028・643・5622。
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