精神ケア 下宿でゆったり 4月開設…障害者受け入れ
http://www.tokachi.co.jp/news/200902/20090220-0000683.php 認定心理士資格市内の富原さん 心と食事支援
帯広市内の富原洋子さん(57)=西16南4=は4月、精神的ケアを必要とする人を受け入れる下宿「陽(ひ)だまり」を自宅近くに開設する。私費を投じて元社員寮だった建物と土地を購入し、下宿業を始める。
市障害福祉課によると、障害のある人を受け入れる住まいは、グループホームやケアホームなどがあるが、公費負担のない民間の下宿という形態は市内では珍しいという。
http://www.tokachi.co.jp/photograph/200902/THM20090220-0000683-0000770.jpg 4月に開設される下宿「陽だまり」
富原さんは精神科のある病院で調理師として20年働いたことがある。調理師の傍らボランィアで市内のNPO法人「ほっと・ぷらっと」(西4南7、横田静子理事長)の設立に携わり、2年前から同法人が運営する地域活動支援センターの職員。
3月末に任期が満了するのに合わせ、下宿開設を決意した。
下宿の建物は木造2階建て延べ床面積259平方メートル。築約20年の物件を昨年12月に購入。今年1月には手すりを取り付け、2階に洗面所やトイレを設置するなど内部を改装し、開設準備を進めてきた。
部屋は8畳間(洋服たんす付き、3畳の畳入り)が8部屋、12畳間(和室)が1部屋、7畳間(洋服たんす付き、2畳の畳入り)が1部屋の計10部屋。12畳間は2人入居でき、定員は最大11人。
風呂、洗面所、トイレは共同で、1日に何度か入居者同士が顔を合わせる。トイレ、風呂は自分で掃除する必要はなく、常にきれいな状態で利用できる。